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会員の刊行物(2022年度)

会員より報告のあった刊行物(2022年度分)を以下に紹介いたします。

■阿部康久
阿部康久・湯天悦「中国上海市における漢服の復興・活動状況と活動空間」『地理科学』77巻1号、2022年8月、23-43頁。
阿部康久・朱姝堯「中国・南京大都市圏の拡大にともなう都市間通勤行動の出現――馬鞍山市からの通勤者に対するインタビュー調査から」『都市地理学』17巻、2022年7月、32-41頁。
“How Customer Service Centers in Foreign Cities Serving Japan Changed Their Business?: A Case Study of the City of Dalian, China,” Atsushi Taira and Rolf D. Schlunze(ed.),”Management Geography: Asian Perspectives Focusing on Japan and Surrounding Regions,” International Perspectives in Geography, volume 19,Springer, September 2022,pp.157-179.
“Changes in the locational conditions of the Japanese machinery and instrument industry in China: A case study of Dalian Economic and Technological Development Zone” Atsushi Taira and Rolf D. Schlunze(ed.),”Management Geography: Asian Perspectives Focusing on Japan and Surrounding Regions,” International Perspectives in Geography, volume 19,Springer, September 2022,pp.43-67.

■石川朝子
「中華学校」異文化間協働学会編著『異文化間教育事典』明石書店、2022年6月、163頁。
「第3章 定時制単位制高校における外国人生徒の教育を支える論理――外国人特別入試枠をもつ市立札幌大通高校の事例から」佐々木一隆・田巻松雄編『外国人生徒の学びの場 多様な学び場に注目して』宇都宮大学国際学叢書第14巻、下野新聞社、2023年3月、42‐58頁。

■伊藤泉美
「李徳成家文書に見る戦時下の横浜華僑の暮らし」『横浜ユーラシア文化館紀要』(オンライン出版)11巻、横浜ユーラシア文化館、2023年3月31日、21-23頁。

■岡野翔太(葉翔太)
「以《我愛我的台灣》解讀戰後日本華僑的政治認同變化」張家綸編『關渡宮媽祖信仰與東亞交流國際學術研討會論文集』台北:中国文化大学史学系、財団法人台北市関渡宮、2022年11月、205-219頁。
「日華断交・日中国交正常化後の在日華僑組織と『二つの中国』問題」三好恵真子・林礼釗・吉成哲平編『この50年の歩みを共に考える――それぞれの出来事をいま振り返る意味』大阪大学中国文化フォーラム,2023年3月、47-77頁。
「中華民国派華僑組織の形成と台湾外省人(1950-60年代)――大陸を去った「日本帝国」と「中華民国」で生きた人びとに注目して」陳來幸編『冷戦アジアと華僑華人』風響社、2023年3月、183-212頁。
「從「華僑」到「台灣人」――一九六〇~七〇年代在日台灣人之歷史自我省察」林初梅・所澤潤・石井清輝編『日本時代的殘光餘影:走過兩個時代的台灣』台北:允晨文化、2023年3月、253-292頁。

■芹澤知広
「華人――国境をこえて活動する人々」岩井美佐紀編著『現代ベトナムを知るための63章・第3版』明石書店、2023年2月25日、201-205頁。
「エスニック・レストランへの社会学的アプローチ――香港のベトナム料理店を例として」慶應義塾大学文学部『極東証券寄附講座 慶應義塾大学文学部 2021・2022 東アジアの伝統と挑戦――東アジア研究へのいざない』慶応義塾大学、2023年3月、7-8頁。

■陳來幸
“The Role of Hakka Merchants in Asia Focusing on the Family Network between Kobe, Batavia, Hongkong and Mei-xian in Early Twentieth Century” Yumi Kitamura, Alan Hao Yan, and Julan Thung (eds.), When East Asia meets Southeast Asia: Presence and Connectedness in Transformation revisited, World Scientific, September 2021, pp.131-150.
「20世紀初頭バタヴィアにおける客家系華商の台頭――神戸・香港を繋ぐ梅県潘氏を中心に」籠谷直人・川村朋貴編『近代東南アジア社会経済の国際的契機』臨川書店、2023年3月、195-229頁。
「戦後冷戦初期日本の華僑学校の再建をめぐる抗争――国共による争奪戦か地域の競争か」陳來幸編『冷戦アジアと華僑華人』風響社、2023年3月、138-159頁。
「ある金門一族のファミリーネットワーク」陳來幸編『冷戦アジアと華僑華人』風響社、2023年3月、352-361頁。

■陳宣聿
『「水子供養」の日台比較研究――死者救済儀礼の創造と再構築』晃洋書房、2023年2月、320頁。

■津田浩司
『日本軍政下ジャワの華僑社会――『共栄報』にみる統制と動員』風響社、2023年2月、782頁。

■宮原暁
「東南アジアの中国系移民とその子孫に関する親族研究と冷戦――音素的な解釈を越えて」陳來幸編『冷戦アジアと華僑華人』風響社、2023年3月、310-337頁。
宮原曉・岡野翔太(葉翔太)「『商い』を仕舞うとき――フィリピン賠償貿易と神戸華僑」陳來幸編『冷戦アジアと華僑華人』風響社、2023年3月、338-351頁。
宮原曉・林貴哉・岡野翔太(葉翔太)「エスノグラファーは『書くことが躊躇われること』をどう記述し得るか――ある華僑の経歴に関するテクストをめぐって」『言語文化研究』、49巻、2023年3月、181-202頁。

■山下清海
「アジアのチャイナタウンを巡る 第5回 インドネシア,ジャカルタのチャイナタウン」『Think Asia』48号、2022年6月、12-15頁。
「アジアのチャイナタウンを巡る 第6回 アラブ首長国連邦,ドバイのチャイナタウン」Think Asia49号、2022年9月、12-15頁。
「アジアのチャイナタウンを巡る 第7回 タイ,バンコクのチャイナタウン」『Think Asia』50号、2022年12月、12-15頁。
「アジアのチャイナタウンを巡る 第8回 シンガポールのチャイナタウン」『Think Asia』51号、2023年3月、12-15頁。
「移民 華人社会はいかに世界に展開してきたのだろうか」横山智ほか編『フィールドから地球を学ぶ―地理授業のための60のエピソード』古今書院、2023年3月、28-29頁