2023年 2022年 2021年 2020年 2019年 2018年 2017年 2016年 2015年 2014年 2013年 2012年 2011年以前
2016/01/05 | 2015年度研究大会報告を掲載しました。 |
2015/12/13 | 『日本華僑華人学会倫理綱領』を掲載しました。 |
2015/12/12 | 『華僑華人研究』第 12号(2015年)を刊行しました。 |
2015/11/30 | 2015年度 日本華僑華人学会研究奨励賞の受賞者が決定されました。 |
2015/10/13 | 2015年度日本華僑華人学会研究大会 第2回サーキュラーを掲載しました。 |
2015/10/09 | 学生会員旅費助成の募集を開始を掲載しました。 |
2015/10/09 | 2015年度第2回研究会 研究会報告を掲載しました。 |
2015/10/09 | 2015年度第1回研究会 研究会報告を掲載しました。 |
2015/08/28 | 2015年度日本華僑華人学会研究大会 第1回サーキュラーを掲載しました。 |
2015/07/08 | 9月関東地区研究会開催と報告者の公募についてを掲載しました。 |
2015/07/08 | 9月長崎華僑の普度勝会見学会の開催についてを掲載しました。 |
2015/07/07 | 「日本華僑華人学会研究大会 研究会で研究発表を行う学生会員に対する旅費助成要綱」の改訂についてを掲載しました。 |
2015/04/16 | 2015年度日本華僑華人学会研究奨励賞(単行本部門)候補作推薦のお願いを掲載しました。 |
2015/03/24 | 2014年度関東地区研究会の報告を掲載しました。 |
2015/02/20 | 日本華僑華人学会2014年度関東地区研究会の案内を掲載しました。 |
2015/01/07 | 2014年度華僑華人学会第1回企画の報告を掲載しました。 |
■日本華僑華人学会倫理綱領■1.倫理綱領の趣旨 2.会員として遵守すべき項目 3.倫理委員会の設置および綱領の変更 付則 1.本綱領は、2015年11月14日より施行する。 付則 2.本綱領に反する行為を行った会員は除籍の対象となる。これについては倫理委員会の調査、審査、勧告に基づき、理事会が決定する。 2015年7月3日 理事会制定 |
■『華僑華人研究』第12号 (2015年)■<論文> |
■2015年度日本華僑華人学会研究大会 第2回サーキュラー■1.日程・会場 日程: 2015年11月14日(土)・15日(日) 会場:  京都大学稲盛財団記念館3階 2.プログラム 第一日目: 11月14日(土)
第二日目: 11月15日(日)
3.参加費 研究大会参加費: 一般会員・非会員 2,000 円、学生・優待会員 1,000 円懇親会費(予定): 一般会員・非会員 5,000 円、学生・優待会員 3,000 円 *研究大会・懇親会の出欠は、申込書をご確認のうえ、10月26日(月)までにお知らせください。 日本華僑華人学会2015年度大会参加申込書(word) , (pdf) (文責: 片岡樹 大会実行委員長) |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■学生会員旅費助成の募集を開始■ 210月1日から学生会員旅費助成の募集が始まりました。締め切りは2016年3月31日です。10月1日から2016年3月31日までの間に、本会の大会・研究会における研究報告をおこなう学生会員で、所定の条件を満たす方に申請資格があります。こちらの申請書用紙(word), (pdf)をご利用ください。 (文責・企画委員長 園田節子) |
■2015年度第2回研究会 研究会報告■
第1日目(19日)共通論題 「溢れ出る中華とその周辺」 第2日目(20日)ラウンドテーブル「2010年広東語防衛運動をふりかえる」 参加者:4名(会員2名、非会員2名) (文責:塩出浩和委員) |
|||||||||
■2015年度第1回研究会 研究会報告■
長崎では京都や神戸の寺院における普度行事と同じ、先祖の供養とともに所謂施餓鬼の営みが重視されているが、長崎華僑の普度勝会の場合、380年以上の歴史があり、中国本土でさえ見られない伝統的な行事が残されている。期間中、境内には、所定の場所に「普度棚」「神棚」「五亭」「三十六軒堂」などの祭壇が特設される。今回の見学会は2日間の開催であった。第1日目は普度3日目の行事を見学し、第2日目は普度4日目に行われる長崎独特の行事「鍋洗い」に参加した。 2日にわたる今回の行事は、主に3つの部分で構成された。まず第1日目の午前中、参加者は崇福寺の三門(山門)の前に集まり、三山公幇の陳優継氏の案内で、説明を受けながら崇福寺の境内を順に見学した。陳氏の説明は普度の行事だけではなく、華僑や崇福寺の歴史、伝説、世間話なども加えた詳細かつ面白い、参加者の興味をそそるものであった。この日は精進明け行事も行われたが、その前にすこし時間があったため、参加者の一部は長崎市内の華僑に関する建築や墓地などの視察にも出かけた。 次に精進明け行事の見学である。夕方になると精進明けの行事が始まった。最後の施餓鬼供養に取り掛かり、祭壇にはそれまでの精進ではなく豚や鶏、魚など生臭ものも並べられた。余興で獅子舞も舞われ、大雄宝殿前に特設された祭壇では最後の読経の後、饅頭を投げ、金山銀山などを燃やす行事が行われた。見学会の参加者は夕方に境内に戻り、これらすべてを見学した。 最後の3つ目は第2日目の「鍋洗い」への参加である。「鍋洗い」は午前の部と午後の部の2部あった。前者は遠方から来た華僑のために用意するものであって、後者は長崎華僑を中心に行われるものである。帰り便の都合で参加者はそれぞれ午前と午後の会に参加したが、どちらも時間ぎりぎりまで華僑達と食事をともにしながら懇談した。 この見学会を通して長崎華僑伝統的行事の一部を観察することができた。見学後、一部の参加者から大変有意義な見学会ができたとメッセージも書かれていた。 (文責:王維委員) |
||||||||||||
■2015年度日本華僑華人学会研究大会 第1回サーキュラー■(1) 会場 実施: 2015年11月14日(土)・15日(日) 会場: 京都大学稲盛財団記念館階 (会場の詳細は後日あらためてご案内いたします) 最寄駅: 京阪神宮丸太町駅(5 番出口)から北へ徒歩 4 分 (2) プログラム
(3) 参加費 研究大会参加費: 一般会員・非会員 2,000 円、学生・優待会員 1,000 円 *参加費・懇親会費は当日会場でお支払いください。 (4) 発表者の募集 大会実行委員会では、本年度大会において個人もしくは分科会として研究発表を行う会員を募集いたします。以下の応募要領をご確認のうえ、発表を希望される会員は、添付の研究発表申込書を下記の申込先にご提出ください(できるかぎり電子メールでお願いいたします)。なお、実行委員会といたしましては、できる限り多くの分科会を開催できればと考えておりますが、時間制約のため枠に限りがございます。ご希望に添えない場合は何卒ご容赦ください。 * 発表資格 * 発表形式 * 応募期日 * 申込先・問合せ先 * 応募に当たっては、以下の情報をお知らせください。 * 今後のスケジュール * 実行委員会からの注意 (文責: 片岡樹 大会実行委員長) |
|||||||||||||||||||||||||||||||||
■9月長崎華僑の普度勝会見学会の開催について■下記のように9月10・11日の2日間、長崎で見学会を企画しました。ご興味がおありの方は下記プログラムにお目通しの上、申込用紙を熟読し、所定の手続きにてお申し込み下さい。 前年10月の京都普度勝会の見学会に続き、今回は長崎における普度勝会の見学・行事参加を企画しました。在日華僑の伝統行事において、もっとも歴史が長いのが長崎華僑普度勝会です。見学のみならず参与観察の機会も設け、華僑の行事への更なる理解を深めます。奮ってご参加下さい。
普度勝会行事自体は、9月8日から12日までの5日間行われています。3日目の9月10日は午後4時まで前2日間と同じ行事を行った後、精進あげを行うのでそれを見学できます。また11日は長崎華僑と交流できる会食「鍋洗い」への参加も企画しています。「鍋洗い」はこれまで外部の参加が断られてきましたが、今回特別に参加が認められました(要費用)。長崎までお越しになる機会です。同時期に行われる長崎さるくに参加する、新地中華街や唐人屋敷を見学するなど、ご自身の長崎滞在計画に本企画をうまく組み合わせるのもお勧めです。
(文責: 園田節子 企画委員長、王維 企画委員) |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■9月関東地区研究会開催と報告者の公募について■下記の通り2015年度関東地区研究会を開きます。つきましては研究会2日目の自由論題での報告者を募集いたします。
・報告希望者と宿泊希望者は8月15日までに、shiode[a]jiu.ac.jp ([a]を@に換えてください)のご連絡下さい。 |
(文責: 塩出浩和 企画委員)
■9月長崎華僑の普度勝会見学会の開催について■下記のように9月10・11日の2日間、長崎で見学会を企画しました。ご興味がおありの方は下記プログラムにお目通しの上、申込用紙を熟読し、所定の手続きにてお申し込み下さい。 前年10月の京都普度勝会の見学会に続き、今回は長崎における普度勝会の見学・行事参加を企画しました。在日華僑の伝統行事において、もっとも歴史が長いのが長崎華僑普度勝会です。見学のみならず参与観察の機会も設け、華僑の行事への更なる理解を深めます。奮ってご参加下さい。
普度勝会行事自体は、9月8日から12日までの5日間行われています。3日目の9月10日は午後4時まで前2日間と同じ行事を行った後、精進あげを行うのでそれを見学できます。また11日は長崎華僑と交流できる会食「鍋洗い」への参加も企画しています。「鍋洗い」はこれまで外部の参加が断られてきましたが、今回特別に参加が認められました(要費用)。長崎までお越しになる機会です。同時期に行われる長崎さるくに参加する、新地中華街や唐人屋敷を見学するなど、ご自身の長崎滞在計画に本企画をうまく組み合わせるのもお勧めです。
(文責: 園田節子 企画委員長、王維 企画委員) |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■「日本華僑華人学会研究大会、研究会で研究発表を行う学生会員に対する旅費助成要綱」
|
■2015年度日本華僑華人学会研究奨励賞(単行本部門)候補作推薦のお願い■
|
■2014年度関東地区研究会の報告■
|
日時: | 2015年2月28日(土)、3月1日(日) | |
場所: | 城西国際大学 JOSAI安房ラーニングセンター |
2月28日の研究報告では、孫夢之会員(東京大学大学院)による「1941年香港における『一碗飯運動』と華僑」と、藤村是清会員(神奈川大学)による「太平洋郵船外輪船中国人ステアリッジ船客の統計的再検討(1867-1871)―交通革命と移民」のふたつの報告がありました。
孫報告は、日中戦争の激化のなか香港でおこなわれた「救国募金活動」としての「一碗飯運動」がどうして1941年の時点で成功したのかについて、富裕中国人のアジールとしての当時の香港における社会状況とその発起人のひとりとなった宋慶齢の役割に着目したものでした。レストランでフルコース分の代金を払って、ワンボールのご飯だけを食べ、差額にあたる額が寄付金となるという仕組みは上海などからの豊かな難民の香港への流入という社会的背景に加えて、国内的かつ国際的な人脈と知名度のある宋慶齢の呼びかけという事情によって実現したことがあきらかにされました。
藤村報告は、大型外輪船がアメリカの船会社によって香港・横浜・サンフランシスコ間の定期航路に就航し、その二等船室であるステアリッジを中国人が利用して中国・北米間を移動したようすが各地のイミグレーション当局や船会社の乗船人数報告を利用して統計的に把握し、「交通革命」が「移民」にもたらした影響について考察しました。当時の中国人移民の移動には顕著な季節的変動があること(冬期に北米から中国にもどり、春から夏にかけて中国から北米に向かう)、中国人の「帰国港」としての香港の役割(「出国」時は必ずしも香港が利用されるわけではないが、「帰国」時は香港が選好されること)が統計的に示されました。
3月1日には鴨川市で市在住外国人との交流を続けている市民のみなさまに加えて中国・ベトナム・台湾・ハンガリーなどからの留学生たちと昼食をともにしながら懇談しました。地方都市の比較的小さなコミュニティーのなかでの社会の「国際化」を観察することができました。
参加者数9名(会員3名、非会員6名)
(文責: 塩出浩和)
■日本華僑華人学会2014年度関東地区研究会■
|
日時: | 2015年2月28日(土)14:00〜3月1日(日)14:00 | |
場所: | JOSAI 安房ラーニングセンター 千葉県鴨川市太海、内房線太海駅から徒歩15〜20分 または、外房線安房鴨川駅からバスまたはタクシー10〜15分 電話 0470926061 |
プログラム
2月28日(土) | 報告1: | 藤村是清 (神奈川大学非常勤講師) 太平洋郵船外輪船中国人ステアリッジ船客の統計的再検討 (1867-1871年) ー 交通革命と移民 |
報告2: | 孫夢之 (東京大学大学院総合文化研究科修士課程) 1941年香港における「一碗飯運動」と華僑 |
|
※ 報告枠はあと1-2あります。報告希望者は2月20までに下記メールアドレスまでににご連絡ください。 shiode[a]jiu.ac.jp ([a]を@に換えてください) |
3月1日(日) | 鴨川市在住の中国人、ベトナム人及び彼らとの交流を進めるNPOとの懇談を予定しています。 |
☆ | 出席登録は要りませんが、安房ラーニングセンター宿泊希望者は2月25日までにご連絡ください。 1泊2食付き一般7000円、学生4000円(概算)です。 |
(担当: 企画委員、塩出浩和)
■2014年度第1回企画の報告■
|
日時: | 2014年10月19日(日)11:00〜22:00 | |
場所: | 黄檗山萬福寺 | |
共催: | 神戸華僑華人研究会 | |
協力: | 京都普度勝会、黄檗山萬福寺 | |
テーマ: | 黄檗山萬福寺における京都華僑の普度勝会見学会 |
現在、在日華僑ゆかりの伝統行事は、各地で当事者の努力によって継続している。しかし各研究者のディシプリンに直接関係しなければ、こうした行事の情報も参加の機会も逃しがちである。この度、上田貴子委員の発案と尽力により、在日華僑行事の見学会を企画委員会が行う試みもあり得るとして、京都普度勝会総理張敬博氏、京都華僑の陳正雄氏、そして黄檗山萬福寺の協力のもと、京都華僑の伝統行事である京都普度勝会の本祭第二日目を一日かけて見学した。
概要説明の後、日本華僑華人学会と神戸華僑華人研究会の連名で捐金し、その後参加者は獅子踊りや出天進表、放生会、お経や送仏回向、そして野外での冥宅焼きなどの当日行事のみならず、さらには華僑墓地などを自由に見学した。斎堂にて精進料理の昼食や夕食を採り、京都華僑の方々が親類縁者や知人友人と再会して新しい情報をアップデートするまさにその場に在って、多くの発想や理解を得た。
今回は下記のように、見学会に参加した大学院生に参加記を執筆してもらった。中国から来た学生の目に在日華僑の伝統行事がどのように映ったか、興味深い。
見学会参加者:21名(会員17名、非会員4名)
京都黄檗山万福寺における普度勝会見学会
甘露(近畿大学文芸学研究科)
10月19日に神戸華僑華人研究会との共催で京都の黄檗山万福寺での普度勝会の見学会が行われた。当日は天気も晴れ、参加者21名が、朝の11時頃に万福寺の総門の前に集合した。普度勝会とは正式には水陸普度勝会と言われる。京都以外でも、神戸、長崎でも行われており、福建出身の華僑が中心となって行っている先祖を供養する行事である。「普度」という言葉は仏教用語の中で「衆生を救う」という意味で、さらに広げると「すべてのものを苦痛の中から救い出してくる」という意味である。
万福寺は開祖の隠元が1661年に故郷のお寺と同じ名前の「万福寺」を創建したことに始まる。建物は中国風の木造で、総門に向かって一直線上に天王殿、仏殿、月台、仏堂がならぶ。仏殿の前には冥宅と呼ばれ紙で作られた家が並び、食事や様々な供物が供えられていた。この日の仏事は主に仏殿と月台で行われた。
月台の右側に回廊に接して斎堂がある。斎堂は外からみた想像よりも広く、中にたくさんの長いテーブルと椅子が並べられ、この日は食堂として使われていた。ここでは行事に参加する参詣者に中華風の精進料理がふるまわれた。メニューは普茶料理と似ている。カボチャの揚げ物、ビーフン炒めなどで、肉類が一切使われなかった。油をたっぷりと使い、味は淡白ではかった。テーブル上には食器を並べられ、着席すると間もなく、大きな皿に載せられた料理が持って来られた。このような数百人が一緒に座って同じ大皿から料理を分けて食べるのは日本でとても珍しい。月台では2時から獅子舞が始まり、にぎやかな銅鑼の音に人々が月台の前に集った。獅子舞が終わった後、月台の上で「出天進表」が始まった。これは僧侶達が天にこの会を報告する儀式である。読経した後、寄付者名を読み始め幸運、金運を授ける5円玉と饅頭が撒かれた。続いて放生会が行われた。参加者は総門の隣の放生池に集まり、2匹のコイを池の中に放した。さらに「西方丸」と呼ばれる竹ひご製の船も池に浮かべられた。これは精霊を見送る儀礼だと華僑は考えている。筆者は夕方に退席したので見学しなかったが、夜には大施餓鬼会が行われ、最後には冥宅が燃やされ、参詣者に汁ビーフンがふるまわれてこの日の行事が終わった。
行事の合間には万福寺境内にある京都華僑墓地を見学した。中国人の血をひく人だけここが使うことができる。山頂までとても長い階段があり、階段の両側には墓がならび、中には土葬の墓もあった。門を建て家のような大きなお墓もある。これは現在の中国ではとても珍しく驚いた。参拝している華僑の方の話によれば、管理費などを毎年支払わねばならず、自分が死んだあとのお墓の管理が心配だと感じているとのことだった。
(文責:園田節子 企画委員会委員長)
本ホームページでは、会員の皆様に役立つさまざまな情報を掲載していきたいと考えています。 例えば、会員の皆様が最近発表された著作や論文、自らのホームページの紹介、所属の変更、集会・エベントの開催など、さまざまな情報を管理者koho.jssco[a]gmail.comまでお知らせください。([a]を@に換えてください) |
2016年1月より下記へ移動しました。 〒153-8902 東京都目黒区駒場3-8-1 東京大学 文化人類学研究室 津田浩司研究室内 日本華僑華人学会事務局 jssco.ga[a]gmail.com |