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2012年
2011年以前
2012/11/09 | 2012年度日本華僑華人学会第1回研究会「僑郷華南の現在」開催の案内を掲載しました。 |
2012/10/15 | 日本華僑華人学会2012年度年次大会の参加申込書(word)を更新しました。 |
2012/10/10 | 日本華僑華人学会研究奨励賞特設ページにこれまでの受賞者と授賞著作を追加しました。 |
2012/10/08 | 日本華僑華人学会2012年度年次大会 開催概要を掲載しました。 |
2012/09/24 | 2012年度日本華僑華人学会第1回特別企画シンポジウム開催の案内を掲載しました。 |
2012/08/14 | 日本華僑華人学会研究奨励賞特設ページを掲載しました。 |
2012/05/22 | 2012年度第1回講演会のお知らせを掲載しました。 |
2012/05/06 | 2012年度大会発表者募集のお知らせを掲載しました。 |
2012/04/25 | 2012年度日本華僑華人学会研究奨励賞(論文部門)候補作推薦のお願いを掲載しました。 |
2012/04/17 | 2011年度第2回特別企画の報告を掲載しました。 |
2012/03/20 | 地域研究コンソーシアムの公募情報を掲載しました。 |
2012/02/14 | 諸変更届についてを掲載しました。 |
2012/02/14 | 退会届についてを掲載しました。 |
2012/02/14 | 事務局の連絡先等を更新しました。 |
■2012年度日本華僑華人学会第1回研究会■
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■日本華僑華人学会2012年度年次大会 開催概要■
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実施日: | 2012年11月10日(土)・11日(日) | |
場所: | 九州大学・西新プラザ(福岡市早良区西新2-16-23) 交通アクセスはこちら をご参照ください。 |
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最寄駅: | 地下鉄空港線「西新」駅7番出口より徒歩約10分 |
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※大会の会場は、キャンパスとは別のサテライト施設です。お間違いのないようご注意ください。 ※懇親会場は西新パレスホール(地下鉄西新駅7番出口から徒歩1分)です。 ※大会についての問い合わせは、4.に記載の大会事務局のメールアドレスまでお願いいたします。 |
2. プログラム
11月10日(土) | ||
11:00-13:00 | 理事会 | |
13:00- | 受付開始 | |
13: 30-16:00 | 分科会「中国人留学生の送出政策と修学後の進路をめぐる諸問題」 (代表者: 阿部康久,九州大学) |
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16:20-17:20 | 総会 | |
18:00-20:00 | 懇親会 |
11月11日(日) | ||
<研究発表 (発表20分、質疑応答は10分)> | ||
9:30-10:00 | 土屋敦子(神戸大学・大学院生) 明郷の三賢家―ホーチミン市、明郷嘉盛亭の祖先祭祀を事例に |
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10:00-10:30 | モリ・カイネイ(立命館大学・大学院生) 華人系プロテスタント教会のネットワークの形成―宣教団体「中国信徒布道会(Chinese Christian Mission)」の事例を通して |
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10:40-11:10 | 永井智香子(長崎大学) 「新華僑二世」のアイデンティティを探る |
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11:10-11:40 | 石川朝子(大阪大学・大学院生) グローバル化時代における日本華僑華人の教育戦略―三世以降へのインタビュー調査から |
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11:40-12:10 | 八尾祥平(早稲田大学) 1990年代における沖縄中華街構想の挫折について |
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<シンポジウム> | ||
13:30-16:30 | 「エスニック文化の資源化と華人エスニシティ」 (代表者: 張 玉玲,山口県立大学) |
3. 分科会とシンポジウムの概要
■分科会「中国人留学生の送出政策と修学後の進路をめぐる諸問題」
概略: | 中国では2000年の規制緩和以降、留学生の出国が急増し、2009年には20万人を突破している。留学生数自体の急増の結果、近年では修了後に、留学先国の企業等にて就職する留学生や帰国する留学生の数も急増している。このような中国人留学生の送り出し状況や修学後の就業状況について検討することで、移民研究全体に対しても示唆を与えられるような議論をしていければと考えている。 | ||
発表者: | 王 雪萍(東京大学) | 改革・開放後中国の国費留学生派遣政策の変容と留学生の選択―国家政府の意思と留学生の個人意思の攻防 | |
戴 二彪 (国際東アジア研究センター) |
中国の高等教育における帰国留学生の役割―「日本留学組」と「欧米留学組」の比較 | ||
阿部康久(九州大学)・ 孫 艶(九州大学・修了生) |
日本の地方都市における中国人元留学生の就業状況と継続意志-福岡県を事例として | ||
コメンテーター: | 奈倉京子(静岡県立大学) | ||
司会: | 徐 亜文(広島国際学院大学) |
■シンポジウム「エスニック文化の資源化と華人エスニシティ」
概略: | 華僑華人がチャイナタウンを舞台として、自らの民族文化を見直し、それを経済的・社会的利益を獲得するためのツールとして利用する、つまり文化を資源化する動きが世界各地で見受けられる。その背景には、欧米や日本などいわゆる先進国の住民が持つ中国文化への関心が高まりをみせたことで、チャイナタウンにおけるエスニック観光が推し進められるようになったことももちろんあげられるが、最も重要なのは、近年の中国の経済発展や居住国との国際関係も含めた中国の国際社会における位置づけ、及び居住国における自らの社会的地位を冷静に見てきた華人自身が、「エスニック集団」であり続けること、そして場合によっては民族性を経済的利益に転化することができると意識するようになったことではないかと考えられる。本シンポジウムで議論する文化資源の利用は、中国料理や中国の土産品だけでなく、チャイナタウンにより多くの観光客が訪れ、これらの中国文化を消費するために、中国式の建物の増築・改築や年中行事の導入、そしてチャイナタウンの歴史の発掘など、より「真正な」中国文化が新たな価値を賦与されて創出されていることに特徴付けられる。また、日本やイギリスのチャイナタウンのように、観光客が非華人の現地人、つまり異なる文化集団である「他者」であるため、観光というルートで中国文化を強調すればするほど、華人と「他者」との間の民族的「境界」が強化され、華人の民族性も強まっていくのではないかと考えられる。この仮説が成立していれば、華人による中国文化の資源化は、華人の経済的利益と彼らの民族性の維持と表裏一体の関係にあることが言え、多民族・多文化社会のひとつの在り方として提示できるのではないかと考える。 張は文化資源利用の背景や現状を紹介した上で、日本華僑による文化の資源化の事例を報告する。王は、日本の中華街と比較しながら、ロンドンのチャイナタウンの位置づけと資源化について、陳は長崎の食文化と華僑について、池田は長崎のランタンフェスティバルについて、それぞれ華僑と行政側の視点から報告する。 |
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発表者: | 張 玉玲(山口県立大学) | 趣旨説明、「『文化に生きる』―横浜中華街の新たな発展戦略について」 | |
王維(香川大学) | 「ロンドン・チャイナタウンと文化空間―日本との比較の視点から」 | ||
陳 優継(株式会社四海楼) | 「ちゃんぽんと長崎華僑」 | ||
池田尚己(長崎市経済局文化観光部) | 「長崎に息づく中国文化とランタンフェスティバル」 | ||
コメンテーター: | 山下清海(筑波大学) | ||
司会: | 陳 来幸(兵庫県立大学) |
4. 参加費
研究大会参加費 | 一般会員 2,000円 非 会 員 2,500円 学生会員 1,000円 |
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懇親会費 | 一般会員・非会員 4,000円 学生会員 2,000円 |
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※年次大会・懇親会の出欠は、参加申込書(word)に必要事項を記入の上、10月29日(月)までに下記大会事務局アドレスまでお送りください。 ※参加費・懇親会費は当日の大会受付でお支払いください。 大会事務局アドレス: abeya[a]scs.kyushu-u.ac.jp ([a]を@に換えてください) |
5. 昼食・宿泊施設
最寄り駅である西新駅周辺に飲食店が多くあります。両日の昼食はそちらでおとり下さい。11月10日の宿泊施設は、中心街である天神付近(地下鉄で10分程度)に多くのホテルがあります。
(文責: 阿部康久 大会実行委員長)
■2012年度日本華僑華人学会第1回特別企画■
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■2012年度第1回講演会のお知らせ■2012年5月26日に、日本華僑華人学会講演会を下記の通り開催いたします。皆様お誘い合わせのうえ、奮ってご参加下さい。
(演題) 客家土楼と華僑華人
(概要) この講演会では、元厦門大学人類博物館館長であり、福建・客家土楼のご研究で知られる鄧曉華氏(厦門大学人類学部教授、国立民族学博物館外国人研究員)をお招きし、土楼の建築構造と客家の人々のくらし、そして土楼が輩出した華僑、華人と、彼らがもたらした文化的影響についてお話しいただきます。また氏のご尽力で、土楼の世界文化遺産登録がどのように達成されたかについても伺ってみたいと思います。 (文責: 宮原曉 企画委員長) |
■2012年度大会発表者募集のお知らせ■日本華僑華人学会会員各位 大会実行委員長 阿部康久 「2012年度大会」における研究発表の発表者を公募することになりました。発表を希望する会員は下記の要領で電子メールにて御応募ください。ただし、応募者多数の場合には、大会実行委員会にて選考を行うこともありますので、御了承ください。なお、会場の最寄り駅である西新駅は、市中心部にも近く、博多駅や福岡空港から地下鉄で15~20分の場所にあり、大変便利です。ふるって御応募くださりますよう、お願い申し上げます。
1.口頭発表日時・場所
2.発表時間等
3.応募期限・申込先(問い合わせ先)
4.応募に当たっては、以下の情報をお知らせください。 |
■2012年度日本華僑華人学会研究奨励賞(論文部門)候補作推薦のお願い■日本華僑華人学会は、日本における若手研究者による華僑華人研究のよりいっそうの促進を図るために、以下のように、日本華僑華人学会研究奨励賞を設けています。 1.若手の本会会員の研究成果の中から、毎年優秀な著作(単著に限る)を原則として1点選び、日本華僑華人学会研究奨励賞を授与する。 2.偶数年度は選考年度の前2年度に公刊された論文(雑誌論文、共著作の中の単著論文、刊行時に満40歳未満の会員の著作)を、奇数年度は同様に前2年度に公刊された単行本(刊行時に満45歳未満の会員の単著)を対象とする。2012年度においては、2010年度と2011年度(2010年4月1日より2012年3月31日)に公刊された論文が選考対象となる。 3.日本華僑華人学会研究奨励賞に選考された著作の著者を年次大会で表彰し、表彰状と副賞(5万円)を授与し、作品名・要旨を本会会誌及び学会ホームページに掲載する。 4.日本華僑華人学会研究奨励賞は、理事会内に設ける日本華僑華人学会研究奨励賞選考委員会が、自薦及び他薦に基づいて候補作品を選び、理事会において決定する。ただし、『華僑華人研究』に掲載された論文については、刊行時に40歳未満のものは、自動的に審査に付される。 5.一度受賞した会員は、再度同じ部門(論文で受賞した場合は論文部門、単行本で受賞した場合は単行本部門)では受賞の対象にはならない。論文で受賞した著者が単行本で、あるいは単行本で受賞した著者が論文で応募することは可とする。但し、単行本で受賞した後応募する論文が、単行本の内容の一部である場合は対象外とする。 つきましては、下記の通り、本会会員の皆様から2012 年度の研究奨励賞候補作品の推薦を受け付けます。 記 1.推薦対象の著作 2.推薦の方法 3.推薦に必要な提出物の内容 4.提出物の送付先 応募は、電子媒体のみでも可。ただし、何らかのトラブルでメールの不着の危険性も排除できないので、郵送もされることを推奨する。メールの不着によって審査に付されないことがあっても、委員会は責任を負わない。 5.提出物の提出締切 6.選考結果の通知・授賞式
2012年4月24日 |
■2011年度第2回特別企画の報告■日時:2012年1月28日(土)13:30-18:00 第一報告では、「国民経済」の形成の観点から、1930年代ジャワにおける華人精米業者の活動実態の解明が目指された。世界恐慌発生以降の蘭領インドネシアでは、砂糖に代表される換金作物の輸出不振により米への栽培転換が行われ、さらに1934年以降の植民地政庁の外米輸入制限政策によりジャワ内の余剰米が蘭印各地へ移出されたが、その流通を主に担っていたのは華人精米業者であった。これらの華人の精米業者が1930年代の政庁の米穀政策、これと連動する植民地銀行の融資方針に適応すべく精米業者組合を結成し、そのネットワークを強化する過程を、米移出や銀行融資に関わる史料等の植民地行政文書の博捜により具体的に明らかにし、植民地政庁・銀行と相互依存しつつ華人が「国民経済」の形成に関わっていたことを示した。 第二報告は、「琉球華僑」が沖縄の地域社会におけるマイノリティとして、どのような位置を占めていたのかを検討することにより、「本土—沖縄」の枠組ではなく「台湾—沖縄」という斬新な枠組で沖縄社会の独自性を明らかにする貴重な試みであった。本報告では、沖縄の日本復帰後から1990年代までを対象に、密貿易・モグリ業者・担ぎ屋といったインフォーマル経済の担い手として沖縄社会のマジョリティによって認識されてきた琉球華僑について、沖縄社会がどのように認識してきたのかを論文・新聞記事・ 社史等から明らかにする一方、琉球華僑へのインタビュー等を通して彼ら自身の認識も明らかにし、両者の認識の比較から、当該期の沖縄社会の保守化や「沖縄らしさ」の陥穽を捉えるものであった。 第三報告は、ベトナム南部ホーチミン市およびビンロン市に存在する明郷グループとその構成員が、国勢調査に伴う民族籍選択においていかなるエスニック・アイデンティティを提示するのかを調査した結果に基づき、エスニック・バウンダリの流動性を描き出すことを試みるものであった。明郷は「ベトナムに移住した中国系移民の末裔、あるいはその僑生集団」と理解されているが、実際には、19世紀半ば以降支配政権の政策により常に中国系移民とベトナム人の集団のあいだでどの範疇に属するかというエスニック範疇の所属の問題があった。しかし、彼らは、支配政権による規定とは別に、社会のなかで明郷グループと他エスニック集団との関係性の中で、バウンダリを操作的に扱い利用することによって当該社会の中での集団のあり方を示してきたと指摘した。 総合討論では、三人の問題提起者から個別あるいは全体にかかってコメントがなされ、フロアを含めて活発な質疑応答がなされた。全体にかかっては「アイデンティティや自己認識を扱う場合、特に相手が語る自己認識と行動がずれることがあるが、どのように対処し調査するのか」「それぞれの時期設定が、それぞれの問題意識でどのような意味をもつのか」。 個別では、泉川報告について「1930年代以前の華人のあり方はいかなるもので米流通や銀行融資、ネットワーク形成に関わって何が変化したのか」「精米業者と生産者の関係はどうであったのか」等。八尾報告には「台湾という出自が沖縄で独自の意味を持ちうるのか」「琉球華僑が自ら沖縄社会の一員と思った背景は何で、ウチナンチュウの台湾、中国、華僑への思いはどうなのか」「東アジアの国際関係の変化、沖縄社会の空間的な配置をこの議論に加えるとどうなるか」等。土屋報告には「明郷がなぜ北に残存しないのか、明郷の存在意義・理由は何か」「ホーチミン市とビンロン市の違い」「国勢調査における民族籍の表明が当該個人のエスニック・バウンダリの問題に結びつくのか」等があった。 今回の特別企画は報告者を公募して「東南アジア談話会(SEAF)」との共催(第148回SEAF研究会)で開かれた。SEAFのご協力もえて24名(会員7名、非会員17名)の出席があった。懇親会にも12名の参加があり、翌日の湯築城跡・資料館の見学にも8名が参加して盛況のうちに終えることができました。遠路はるばる松山までご来駕いただいた皆様には改めまして感謝申し上げます。 (文責:菅谷成子会員) |
■地域研究コンソーシアムの公募情報■本学会がメンバーとなっている地域研究コンソーシアム(JCAS)からの公募情報が下記サイトに載っております。ふるってご応募ください。 地域研究コンソーシアム賞 また、地域研究コンソーシアム(JCAS)では、特定課題研究として京都大学東南アジア研究所の「東南アジア研究の国際共同研究拠点」共同研究公募(タイプⅣ萌芽型の一部の審査)に関わっております。京都大学東南アジア研究所の「東南アジア研究の国際共同研究拠点」共同研究公募につきましては、以下の東南アジア研究所のweb siteをご覧下さい。
特定課題研究プログラム |
■諸変更届について■総務委員会では、諸変更届(word)を作成いたしました。名簿情報に変更がある場合は、これにご記入のうえ、総務委員会(jssco.soumu[a]gmail.com)にご提出ください。 |
■退会届について■総務委員会では、退会届(word)を作成いたしました。届には、氏名、所属または職業、退会希望日、退会理由、退会後連絡先(メールアドレス・ファックス番号・自宅または勤務先の住所)を記入し、総務委員会(jssco.soumu[a]gmail.com)にご提出ください。総務委員長から常務理事(事務局担当理事)と財務委員長に「退会届」の写しを送ったのち、「退会確認票」が総務委員会から「退会後連絡先」に送られますので、保存してください。なお、この確認票は未納会費が完納されないと交付されません。 |
本ホームページでは、会員の皆様に役立つさまざまな情報を掲載していきたいと考えています。 例えば、会員の皆様が最近発表された著作や論文、自らのホームページの紹介、所属の変更、集会・エベントの開催など、さまざまな情報を管理者koho.jssco[a]gmail.comまでお知らせください。([a]を@に換えてください) |