2020年度日本華僑華人学会研究大会の報告
2020年度第18回年次研究大会は、2020年11 月14日(土)・15日(日)の両日、山口大学 吉田キャンパス 人文学部 大講義室にて開催された。
本年度の研究大会では、41名の参加会員、及び山口大学のスタッフの並ならぬ努力により、徹底したコロナウイルス感染拡大防止対策が取られ、山口県内でクラスターを発生させることもなく、また事後、参加者の感染も確認されることもなく、2日間の日程を実りあるものとすることができた。
多くの学会や研究集会がオンラインでの研究成果の公開を行うなか、もちろん比喩的な意味ながら参加者の「謦咳」を感じる記憶に残る研究大会を持てたことを、ここにご報告申しあげるとともに、参加者、並びに関係者の皆さまに改めて心より御礼申し上げます。
プログラム
11 月14日(土)
13:50-14:50
book review section
15:00-17:30
開催校企画セミナー「華人めし」
趣旨説明:小林宏至(山口大学)
話題提供:川口幸大(東北大学)
櫻田涼子(育英短期大学)
宮原曉 (大阪大学)
17:45-18:45
総会
11 月15日(日)
8:45
受付開始
9:00-10:20
個人報告 第1セッション
9:00-9:40
戴寧(東京都立大学)
「中国にルーツを持つ子どものバイリンガル教育における実践-コーチング型学習塾を事例に」
9:40-10:20
趙師哲・田中共子(岡山大学)
「『新華人』を対象とした文化変容方略と適応に関する事例的研究」
10:30-11:50
個人報告 第2セッション
10:30-11:10
辺清音(国立民族学博物館)
「中華街における地域性の表出-神戸南京町生誕150年記念事業を事例に」
11:10-11:50
津田浩司(東京大学)
「『共栄報』に見る日本軍政初期ジャワの華僑社会」
13:00-16:00
商品資料館・東亜経済研究所見学会
参考URL: http://www.econo.yamaguchi-u.ac.jp/ecmus/
(文責:小林宏至 大会実行委委員長)