学会設立の経緯と目的
1980年代に中国からの移民・移住が急速に展開したことを受け、1990年代以降、各地で華僑華人研究が進展しました。日本では2002年に初の華僑華人に関する事典、『華僑・華人事典』(弘文社)が刊行されました。この事典の編集・執筆に携わった研究者の中から、学会設立の声が高まり、2003年3月に本学会が設立されました。
中国からの移民は時間軸・空間軸ともに長大で、そのあり様は多元的で多様です。そのため、彼らを対象とする学問的アプローチも、経済学、政治学、地理学、社会学、歴史学、文化人類学、宗教学といった学問分野、また東南アジア研究、アメリカ研究といった地域研究など、実に多様です。本学会も様々な専門分野の研究者が集まる学際的な学会であることが特徴です。また、学際的な研究が華僑華人の多様性の中の普遍を探求するためには肝要です。
本学会では学会員の研究発表、研究交流、また内外の関連学会との交流などを通して、華僑華人研究の一層の進展をめざします。人の移動は社会を活性化させると同時に、時として摩擦や争いも招きます。本学会の知見が、人の国際移動が高度に発達した現代社会の発展に寄与することを願ってやみません。
2022年8月30日
日本華僑華人学会 第10期会長 伊藤泉美
日本華僑華人学会の役員組織
第11期: 2024年1月1日~2025年12月31日
会 長: | 三尾裕子 |
顧 問: | 濱下武志 |
副会長: | 伊藤泉美 |
常務理事: | 河口充勇 |
理事: | 上田貴子、片岡樹、櫻田涼子、芹澤知広、曽士才、張玉玲、津田浩司 |
監 事: | 王維、宮原暁 |
各委員会の構成
委員会 | 委員長 | 委員 | |
---|---|---|---|
(事務局長) 河口充勇 | 総務 | 芹澤知広 | – |
財務 | 津田浩司 | 松村智雄(副委員長) | |
広報 | 櫻田涼子 | 石川朝子、劉雯 | |
選挙管理 | 上田貴子 | 易星星、岡野翔太 | |
学会誌編集 | 曽士才 | 木村自(編集室長) | |
研究奨励賞選考 | 張玉玲 | 志賀市子(副委員長)、廖赤陽 | |
研究企画 | 片岡樹 | 北村由美、工藤裕子 | |
大会実行 | 川口幸大 | 稲澤努、ボウサラ |
*学会誌編集委員の一部と大会実行委員会は、2024年1月1日から2024年12月31日の1年任期
事務局
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〒631-8501 奈良県奈良市帝塚山7-1-1
帝塚山大学文学部河口充勇研究室 気付
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総務委員会
[お問い合わせ担当] 入会・退会 / 会員情報の変更 / 学会誌の購入
〒632-8510 奈良県天理市杣之内町1050
天理大学国際学部 芹澤知広研究室気付
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財務委員会
[お問い合わせ担当] 学会費
〒156-0045 東京都目黒区駒場3-8-1
東京大学文化人類学研究室
津田浩司研究室気付
[財務委員会へのお問い合わせ]
広報委員会
[お問い合わせ担当] ウェブサイト / ニューズレター
〒370-0011 群馬県高崎市京目町1656−1
育英短期大学現代コミュニケーション学科
櫻田涼子研究室気付
[広報委員会へのお問い合わせ]