上野千鶴子の「近代のミソジニー」を華僑華人研究の視点から読む
12月16日(金) 19:00-21:00 (Google Meetオンライン)
大阪大学の大学院生、研究生が勉強のために企画した研究会。上野千鶴子の「近代のミソジニー」(『女ぎらい――ニッポンのミソジニー』(紀伊國屋書店[2010年]、もしくは朝日文庫[2018年])所収)というテクストを参加者が読んできて、それをもとにディスカッションを行った。ディスカッションに先立ち、今回の水先案内人として大阪大学大学院でL G BT研究を行っている冨安皓行氏から、L G BT研究と、上野千鶴子の構造主義的なジェンダー論とは、議論が噛み合わず、平行線をたどってしまうという指摘があった。ディスカッションでは、この点を踏まえ、どのような研究が構造主義的な華僑華人研究で、どのような研究が機能主義的華僑華人研究になるのかを、中文と日文のバイリンガルによって議論した。