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日本華僑華人学会

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2019/12/25  2019年度日本華僑華人学会研究大会の報告
2019/12/24  2019年度日本華僑華人学会第1回研究会の報告
2019/12/23  研究奨励賞選考委員会の報告
2019/12/16  『華僑華人研究』第16号を刊行しました。
2019/10/2 2019年度日本華僑華人学会研究大会 第2回サーキュラー
2019/05/8 2019年度日本華僑華人学会研究大会 第1回サーキュラー
2019/03/11 2019年度日本華僑華人学会研究奨励賞候補作の募集
2019/01/28 『華僑華人研究』第16号の投稿案内
2019/01/24 若手ライティングアップセミナーの報告
2019/01/12 2018年度研究大会報告
2019/01/11  『華僑華人研究』第15号を刊行しました。



 


■2019年度日本華僑華人学会研究大会の報告■


2019年度第17回年次研究大会は、2019年10月26日(土)に近畿大学東大阪キャンパス(G館201教室)にて開催されました。プログラムは以下のとおりです。首都圏を離れての開催でしたが、43名(一般会員32名・一般非会員2名・学生会員7名・学生非会員2名)の参加者がありました。自由論題は午前中に2つ、お昼休みを挟んで午後に2つの合計4つで、バランスよく歴史分野と現代分野をとりあげたものが2つずつとなりました。午後の後半には大阪に立地する近畿大学ならではの企画として、「大阪華僑・華人の戦後」と題して開催校企画シンポジウムを行いました。3名の報告者はそれぞれ料理店・学校・留学生をとりあげ、参加者からも積極的な発言が得られ、大阪の華僑・華人を対象とした研究の不足を補うようなシンポジウムとなりました。懇親会にも30名の参加があり、盛会のうちに終了いたしました。

10:40~11:45 自由論題
10:40~11:10 小川正樹(函館ラ・サール中学校・高等学校)「海峡を挟む華僑社会の活動の軌跡―北海道と南樺太、そして青森・秋田・岩手―」
11:15~11:55白皓(早稲田大学大学院博士後期課程)「子であり親である「第二世代」はどのような言語ビリーフを抱いているのか―日本在住のニューカマー華人への質的調査から―」
11:55~13:25 お昼休み(理事会 G館203号室)
13:25~14:35 自由論題
13:25~13:55 伊藤泉美(横浜ユーラシア文化館)「横浜華僑と旗袍―服飾史からのアプローチ―」
14:00~14:40 共同報告 趙師哲(岡山大学大学院博士後期課程)・田中共子(岡山大学)「在日中国人の文化変容態度に関する探索的研究」
14:50~17:30 開催校企画 開催校企画シンポジウム「大阪華僑・華人の戦後」
上田貴子(近畿大学)「戦後大阪神戸における山東幇の生存戦略―山東系中華料理店のビジネスモデルを中心に―」
陳來幸(兵庫県立大学)「翻弄される戦後冷戦期の華僑社会―大阪中華学校を中心に―」
飯塚君穂(近畿大学)「戦後日本の高等教育における台湾人学生の受け入れ―近畿大学を一例として―」
コメンテーター:安井三吉(神戸華僑歴史博物館) 許淑真(摂南大学)

(文責:上田貴子 大会実行委員長)



■2019年度日本華僑華人学会第1回研究会の報告■


2019年度第1回研究会を2019年10月27日(日)に、近畿大学で開催した。今年度は、昨年度に引き続いて若手ライティングアップセミナーを開催した。また、第二部として、論文作成中の若手会員の参考にしていただくことを目的に、最近博士学位を取得したばかりの会員に登壇していただき、博士論文執筆過程を振り返っていただいた。プログラムは以下の通りである。

開催日時: 2019年10月27日(日)10時~12時40分 
開催場所:近畿大学東大阪キャンパス文芸学部(A館)203号室

第一部
若手ライティングアップセミナー

時間:10月27日(日)10時~11時
発表者:林涛会員(愛知大学大学院博士後期課程)
発表タイトル:ある華僑家族史から見る「戦略的」婚姻関係―「無伊法」の結婚から「有伊法」の結婚へ―
コメンテーター:横田祥子会員・吉原和男会員

第二部
 「私の博士論文」

時間:10月27日(日)11時10分~12時40分
発表者:持田洋平会員(立教大学非常勤講師)
発表タイトル:ルーツに向き合うこと:博士論文提出までの個人的な道程
博士論文題名:シンガポール華人社会におけるナショナリズムの形成過程 1896-1909年

 第一部の林会員の発表は、華僑を出した福建省のある家庭を事例に、婚姻関係からどのような家族・宗族の戦略があったのかを詳細な資料に基づいて考察したものであった。発表に対し、横田会員、吉原会員から家族の戦略を男性、女性など、家庭の中のどのような立場から見ていくのかについてより意識すべきことや、「宗族」「家族」を理念、制度としてとらえた場合と、実態としてとらえた場合の差異について整理すべきことなどのコメントがあった。
 第二部の持田会員の発表は、博士論文にだけ焦点を当てるのではなく、そこに至るまで、すなわち学問を始め、深めていく過程の中で影響を与えられた著作、恩師などについても紹介しながら、どのように博士論文を作り上げていったのかを紹介するものであった。また、最後に博士論文提出後の今後のご自身の研究の発展性についても紹介された。質疑応答では、現在博士論文執筆中の若手研究者たちから指導教授との意思疎通のありかたや、論文を書き続ける意志力などについて具体的な質問が多数出され、講演者やフロアから活発な応答があった。
 参加者は会員12名であった。
 
(文責:三尾裕子 研究企画委員長)


 


■研究奨励賞選考委員会の報告■


2019年度の「日本華僑華人学会研究奨励賞(論文部門)」は、厳正な選考の結果、下記の理由に基づき、理事会にて受賞者が決定された。なお、単行本部門は該当作品がなかった。

受賞者と対象作品:辺清音(2018)「都市空間におけるチャイナタウンの再開発―神戸市南京町の中華表象生成を中心に―」『華僑華人研究』第15号

〔授賞理由〕
 本論文は1970年代初期から1980年代中期までの神戸市南京町商店街環境整備事業を事例として、戦後の日本の都市空間におけるチャイナタウンの中華らしい環境整備を中心とした再開発過程を、「空間の社会的生産」という視点から明らかにした力作である。
 1980年代以降、都市空間論の視点からチャイナタウンを考察する研究がすでに現れているが、本論文は南京町の再開発の過程を、「空間」をめぐる多様な主体の実践の過程=「空間の社会的生産」として捉え、考察を進めている。多様な主体がそれぞれの政治的、経済的目的を達成するために実践するなかで、南京町の多様性がいかに中華表象に収斂され、「多から単一へ」と変化したのかを、具体的かつ詳細に描き出すことに成功している点で大いに評価される。
 惜しむらくは、これまで欧米のチャイナタウンを対象としてきた「空間の社会的生産」という視点を日本の事例に適用して分析することによって、どれだけ新たな知見が加わったのかという点については、説明が十分だとは言えない。それを明確にすると、1970年代初期から1980年代中期までの南京町の再開発の過程を本論でなぜ取り上げたのかという意義も明らかになったのではないか。そして、著者本人が「おわりに」で今後の課題として挙げているが、欧米や日本におけるチャイナタウンの「空間の社会的生産」という視点が、東南アジアなど他のチャイナタウンの再開発事例に適用できるのかについても、何らかの示唆を提示できたのではないか。
また、関係者による南京町のまちづくりが話し合われ始めてからすでに40年以上が経とうとしており、各種の困難を乗り越えたうえで開発された中華表象の空間は、果たして、関係者にどのような社会的影響や経済的効果を及ぼしているのか、特に、南京町の住民にとり、コミュニティのアイデンティティはどのように再構築された/されていくのか、明らかにする必要があろう。
このように、課題は残すものの、本論文は日本の中華街や華僑華人コミュニティの再編を考察するうえで新たな事例を提示しており、ホスト社会との相互作用を考えるうえでも貴重な手掛かりを示している。
以上のことから、辺清音氏に2019年度日本華僑華人学会研究奨励賞(論文部門)を授与することを、日本華僑華人学会研究奨励賞選考委員会による厳正な議論を経て、推薦する次第である。

2019年9月27日
日本華僑華人学会研究奨励賞選考委員会
曽士才(委員長)、張玉玲、陳來幸、山本須美子

(文責: 曽士才 研究奨励賞選考委員長)

 


■ 『華僑華人研究』第16号(2019年発行) 目次 ■
<研究ノート>
国民国家の相対化」を超えて ── 華人史研究の新たな研究視角の提示を目的とする試論  … 持田 洋平

<特集「変貌を遂げる21世紀の華僑華人社会」>
特集「変貌を遂げる21世紀の華僑華人社会」への序論 … 山本 須美子

イタリアにおける中国系移住者の定着とコミュニティ形成過程 … 田嶋 淳子

中国人商人のアフリカ進出──「Made in China」の運搬者から「Designed in China」の創立者まで  … ? 彦誾

21世紀の僑郷── 華僑のふるさとの観光地化  … 川口 幸大

<書評・新刊紹介>
<書評>

瀬川昌久 編『越境者の人類学─ 家族誌・個人誌からのアプローチ』 ...稲澤 努

伊藤泉美 著『横浜華僑社会の形成と発展─幕末開港期から関東大震災復興期まで』...陳 天璽

山下清海 著『世界のチャイナタウンの形成と変容─フィールドワークから華人社会を探究する』...松村 智雄


<新刊紹介>
上田貴子 著『奉天の近代─移民社会における商会・企業・善堂』...芹澤 知広

<彙報>

 


■2019年度日本華僑華人学会研究大会 第2回サーキュラー■


(1) 開催概要
開催日: 2019年10 月26日(土)10:00受付開始 10:30開会
会場: 近畿大学 東大阪キャンパス
(〒577-8502 大阪府東大阪市小若江3-4-1)
交通アクセスは下記をご参照ください。
https://www.kindai.ac.jp/access/
最寄駅:
近鉄奈良線 「八戸ノ里」駅 徒歩20分あるいは「近畿大学東門前」行バス終点下車
近鉄大阪線 「長瀬」駅 徒歩20分
>>ご来場にあたって
会場は「八戸ノ里」「長瀬」のダブルアクセスです。どちらの駅も普通電車のみ停車、駅から会場まで徒歩20分、ただし「八戸ノ里」駅からは「近畿大学東門前」行の100円バスが15~20分間隔で出ています。
「新大阪」からはJR大阪東線経由で近鉄に乗り換えていただくと、人ごみを避けることができます。
JR大阪東線「新大阪」―「JR河内永和」(近鉄奈良線に乗り換え)近鉄「河内永和」―「八戸ノ里」(近鉄バスに乗り換え)近鉄バス「近畿大学東門前(終点)」下車
JR大阪東線「新大阪」―「JR俊徳道」(近鉄大阪線に乗り換え)近鉄「俊徳道」―「長瀬」商店街を通って徒歩20分
関西空港・伊丹空港からはリムジンバスで「近鉄上本町」に出ていただき、近鉄線をご利用くださると便利です。近鉄上本町は近鉄大阪線が地上ホーム、近鉄奈良線が地下ホームとなっております。
*最寄りのホテル:
U・コミュニティホテル
https://www.u-community.co.jp/
近鉄奈良線「河内小阪」徒歩2分、JR大阪東線「JR河内永和」徒歩15分

(2) プログラム
  10:00受付開始
10:30開会のあいさつ
10:40~11:45 自由論題
  10:40~11:10個人発表1
小川正樹(函館ラ・サール中学校・高等学校)
海峡を挟む華僑社会の活動の軌跡
――北海道と南樺太、そして青森・秋田・岩手――
11:15~11:55個人発表2
白 皓(早稲田大学大学院日本語教育研究科博士後期課程)
子であり親である第二世代はどのような言語ビリーフを抱いているのか
――日本在住のニューカマー華人への質的調査から――
11:55~13:25 昼休み90分 理事会
13:25~14:35 自由論題  
13:25~13:55個人発表3 
伊藤泉美(横浜ユーラシア文化館)
旗袍と横浜華僑~服飾史からのアプローチ
14:00~14:40共同報告
趙師哲(岡山大学)・田中共子(岡山大学)
世界各地の華僑華人の文化変容態度に関する心理学的研究の展望
14:40~14:50 休憩10分
14:50~17:30 開催校企画「大阪華僑・華人の戦後」2時間20分
趣旨説明(上田)10分  報告各20分
上田貴子(近畿大学) 
戦後大阪神戸における山東幇の生存戦略
――山東系中華料理店のビジネスモデルを中心に――
陳來幸(兵庫県立大学) 
翻弄される日本の華僑社会
――大阪中華学校を中心に――
飯塚君穂(近畿大学)
戦後日本の高等教育における台湾人学生の受け入れ
――近畿大学を一例として――
コメント 安井三吉(神戸華僑歴史博物館) 許淑真(摂南大学)各10分
質疑応答 50分
17:40~18:20 総会
18:30~20:30 懇親会

(3) 参加費
研究大会参加費: 一般会員・非会員 2,000 円、学生・優待会員1,000 円
懇親会費(予定): 一般会員・非会員4,000 円、学生・優待会員2,500 円
*参加費・懇親会費は当日会場でお支払いください。
*なお当日、新規入会・会費の納入も受け付けております。
(4) 参加申込 
研究大会・懇親会の出欠は、申込書をご確認のうえ、メールにてお知らせください。
なお、準備の都合上10 月16日(水)までにお知らせくださいましたら幸いです。
当日参加申し込みも可能ですが、極力この日までにお申し込みください。
お返事については省略させていただきます。
*申込先・問合せ先
日本華僑華人学会2019年度大会実行委員会(委員長 上田貴子)
〒577-8502 大阪府東大阪市小若江3-4-1
近畿大学文芸学部 上田貴子研究室
メールアドレス: jssco2019taikai@gmail.com

*その他
・学会会場には、託児施設がございません。託児所をご希望の方は、各自ご手配下さい。
・昼食は学内食堂・売店および近隣の飲食店が利用できます。

日本華僑華人学会2019年度大会実行委員会

 

   


■2019年度日本華僑華人学会研究大会 第1回サーキュラー■



開催概要
(1) 会場
開催日: 2019年10 月26日(土)
会場: 近畿大学 東大阪キャンパス
(〒577-8502 大阪府東大阪市小若江3-4-1)
交通アクセスは下記をご参照ください。
https://www.kindai.ac.jp/access/
最寄駅:
近鉄奈良線 「八戸ノ里」駅 徒歩20分あるいは「近畿大学東門前」行バス終点下車
近鉄大阪線 「長瀬」駅 徒歩20分

>>来場にあたって
会場は「八戸ノ里」「長瀬」のダブルアクセスです。どちらの駅も普通電車のみ停車、駅から会場まで徒歩20分、ただし「八戸ノ里」駅からは「近畿大学東門前」行の100円バスが15~20分間隔で出ています。
「新大阪」からはJR大阪東線経由で近鉄に乗り換えていただくと、人ごみを避けることができます。
JR大阪東線「新大阪」―「JR河内永和」(近鉄奈良線に乗り換え)近鉄「河内永和」―「八戸ノ里」(近鉄バスに乗り換え)近鉄バス「近畿大学東門前(終点)」下車
JR大阪東線「新大阪」―「JR俊徳道」(近鉄大阪線に乗り換え)近鉄「俊徳道」―「長瀬」商店街を通って徒歩20分
関西空港・伊丹空港からはリムジンバスで「近鉄上本町」に出ていただき、近鉄線をご利用くださると便利です。近鉄上本町は近鉄大阪線が地上ホーム、近鉄奈良線が地下ホームとなっております。
最寄りのホテル:
U・コミュニティホテル
https://www.u-community.co.jp/
近鉄奈良線「河内小阪」徒歩2分、JR大阪東線「JR河内永和」徒歩15分

(2) プログラム
  10月26日(土)
10:00~12:30 個人発表 パネル発表
12:30~13:30 昼休み 理事会
13:30~15:00 個人発表 パネル発表
15:10~17:30 開催校企画「戦後神戸大阪の華僑」
17:40~18:20 総会
18:40~20:40 懇親会

※発表の応募状況に応じて、上記プログラムの時間枠は多少変更することもあります。現時点ではあくまでも目安としてご理解ください。プログラムの確定版につきましては、第2回サーキュラー(9月発行予定)にてご案内いたします。

(3) 参加費
研究大会参加費: 一般会員・非会員 2,000 円、学生・優待会員1,000 円
懇親会費(予定): 一般会員・非会員4,000 円、学生・優待会員2,500 円
*研究大会・懇親会の出欠は、第2 回サーキュラー(9月発行予定)に添付の申込書をご確認のうえ、10 月10日(木)までにお知らせください。
*参加費・懇親会費は当日会場でお支払いください。

(4) 発表者の募集
大会実行委員会では、本年度大会において個人発表(5件程度)もしくはパネル発表(1件程度)を行う会員を募集いたします。以下の応募要領をご確認のうえ、発表を希望される会員は、添付の研究発表申込書を下記の申込先にご提出ください(できる限り電子メールでお願いいたします)。
*発表資格
個人発表・パネル発表(コメンテーターを含む)は応募期日(6月30日)までに会費を完納している当学会会員に限ります。
*発表形式
自由研究発表は30 分(発表20分、質疑応答10分)を目安とします。ただし、学生会員の研究発表については、発表時間はそのままに、質疑応答時間を一般会員よりも多めに確保することもあります。
パネル発表についてはテーマを設定しての複数名(コメンテーター含む)での報告で、2時間以内で組んでください。
※応募書式:個人用パネル用

*応募期日
2019年6 月30日(日)
*申込先・問合せ先
日本華僑華人学会2019年度大会実行委員会(委員長 上田貴子)
〒577-8502 大阪府東大阪市小若江3-4-1
近畿大学文芸学部 上田貴子研究室
メールアドレス: jssco2019taikai@gmail.com

メールにて応募あるいは問い合わせのある場合は、件名に「2019年度大会発表申込」と記してください。メールにて応募された方には、折り返し確認メールをお送りいたします。1週間をすぎても一返信がない場合は、未着の可能性がありますので、再度ご送付をお願い申し上げます。

*今後のスケジュール
7月31日(水)ごろ発表採用者への通知(発表要旨の執筆要領も同封)
9 月16日(月)大会実行委員会「必着」 発表要旨の提出(大会要旨集に掲載)
10月10日(木)参加申込締切

*その他
・学会会場には、託児施設がございません。託児所をご希望の方は、各自ご手配下さい。

日本華僑華人学会2019年度大会実行委員会
上田貴子(委員長)、高橋朋子(副委員長)、岡野翔太

 

   


■2019年度日本華僑華人学会研究奨励賞候補作の募集■



 日本華僑華人学会は、日本における若手研究者による華僑華人研究のよりいっそうの促進を図るために、以下のように、日本華僑華人学会研究奨励賞を設けています。

1.日本華僑華人学会研究奨励賞候補作を毎年、論文部門、単行本部門の2部門で募集する。
2.対象作品は前年度(前年4月1日~本年3月31日)に刊行された著作で、自薦のあったもの(ただし、前年度の学会誌掲載論文は応募がなくても審査対象となる)。
3.応募資格は刊行時に年齢40歳未満の会員または学生会員とする。
4.論文部門、単行本部門それぞれ原則として1点を選び、選考された著作の著者を年次大会で表彰し、表彰状と副賞(5万円)を授与する。また、作品名・授賞理由を本会会誌及び学会ホームページに掲載する。
5.日本華僑華人学会研究奨励賞は、理事会内に設ける日本華僑華人学会研究奨励賞選考委員会が、自薦に基づいて候補作品を選び、理事会において決定する。
6.一度受賞した会員は、再度同じ部門(論文で受賞した場合は論文部門、単行本で受賞した場合は単行本部門)では授賞の対象にはならない。論文で受賞した著者が単行本で、あるいは単行本で受賞した著者が論文で応募することは可とする。ただし、単行本で受賞した後応募する論文が、単行本の内容の一部である場合は対象外とする。

 つきましては、下記の通り、本会会員の皆様から2019年度の研究奨励賞候補作の推薦を受け付けます。

                   記
1.応募対象の作品
 2018年4月1日から2019年3月31日までに発行(奥付けによる)された本会会員の論文(雑誌論文、共著書の中の単著論文)または単行本とする。対象作品の言語は日本語、中国語、英語のいずれかとする。
なお、ここでいう会員とは、2018年度の年会費を納入済みの会員です。刊行時に年齢40歳未満の会員または学生会員であることが条件です。
本学会以外で既に受賞した論文、あるいは現在応募中の論文であっても、応募可能。

2.応募の方法
 自薦のみとする。

3.応募に必要な提出物
 2019年度日本華僑華人学会研究奨励賞応募申請書
 ※書式:単行本部門論文部門

4.提出物の送付先
日本華僑華人学会研究奨励賞選考委員会委員長・曽士才(soshisai×hosei.ac.jp)(×を@に変えてください)宛てに、応募申請書を送付すること。受領したら、折り返し受領した旨を返信します。返信がない場合はお問合せください。

5.提出物の提出締切
 2019年6月15日(土)

6.選考結果の通知・授賞式
 選考の結果、授賞対象者に決定した者には、9月下旬ごろに結果を通知する。授賞式は、10月26日(土)開催の研究大会(近畿大学)にて執り行うので、ご出席いただきたい。

                            2019年3月15日
                            研究奨励賞選考委員会
                            (文責: 曽士才、山本須美子)
 

   


■『華僑華人研究』第16号の投稿案内■



  学会誌『華僑華人研究』では、学会員のみなさまから学問領域を問わず、広い意味での華僑華人、中国系の人口移動に関わる論文、研究ノート、書評などの投稿を募集します。
 華僑華人研究の定義は特に定めません。華僑華人研究の発展のため、とりわけ隣接する研究領域との境界が曖昧な場合には、投稿者なりに投稿論文が華僑華人研究にどのように寄与するものであるかを明確にし、投稿論文を華僑華人研究という枠組みのなかで位置づける意義を強調していただくようお願いします。
 また、本学会2018年度大会で報告をされた方におかれましては、投稿を前向きに検討していただくよう案内いたします。

1.掲載区分
 「論文」: 24,000 字以内
 「研究ノート」「書評論文」:12,000 字以内
 「書評」「新刊紹介」その他: 6,000 字以内

2.投稿申し込み (予備登録)
・締切:2019年1月31日(木)(必着)
・予備登録のメールには、以下を明記してください。
1 氏名
2 所属
3 連絡先住所
4 電話番号
5 メールアドレス
6 題ないしは仮題
7 希望掲載区分
8 要旨(400字程度)

・予備登録・投稿の提出、その他学会誌に関する問い合わせは、原則「電子メール」にて承ります。
編集委員会メールアドレス:jssco.henshu16×gmail.com (×を@に変えてください)
・メール送信の際は、件名を必ず次のようにしてください。件名【華僑華人研究16号予備登録】
・予備登録のメールを受領次第、受領確認メールをお送りします。1週間以上たっても受領確認メールを受け取れなかった場合には、編集委員会へメールにてご連絡ください。

3.投稿
・締切:2019年3月31日(日)(必着)
・投稿方法、「執筆要綱細則」、「参考文献書式」など投稿の詳細は、2月に入ってから予備登録者に改めてお知らせいたします。
・投稿を電子メールではなく郵送のみでおこなう希望をお持ちの方は、「予備投稿の際に」電子メールでその旨お知らせください。
  郵送の場合の宛先
  〒108‐8345 東京都港区三田2‐15‐45 慶應義塾大学法学部 山本信人研究室

4.投稿にあたっての注意
1) 英文要旨に関しては、投稿者各自の責任で「必ず英語を母語とする研究者のチェック」(copy editing)を受けてください。
2) 学生会員の方は、投稿する前に指導教員などに閲読を依頼し、閲読済みの自筆署名文を添付してください。

以上

『華僑華人研究』第16号担当
学会誌編集委員会委員長  山本信人
学会誌編集委員会編集室長 石川朝子

(文責:山本信人 学会誌編集委員会委員長)

   


■若手ライティングアップセミナーの報告■



  今年度は、新たな学会活動の試みとして「若手ライティングアップセミナー」と題する研究会を2018年11月18日(日)10:00~13:00、慶應義塾大学三田キャンパスで開催した。本研究会は、本学会の大学院生などを中心とした若手研究者が、学位論文や投稿論文を作成する際に、学会のシニア会員から幅広くアドバイスを得られる機会として活用されることを目的とした。また、今年度は、東洋大学で開催の研究大会が1日開催を余儀なくされたため、大会翌日の日曜日を活用し、大会との連続性を持たせることで、多くの会員に発表機会を提供するとともに、来場する会員の便宜を図る狙いもあった。結果として、20名を超える参加者を得ることができた。
研究会までの手順は以下の通りである。3名の若手会員が事前に発表要旨とともに申請を行い、審査の上、発表資格を与えられ、10月末までにフルペーパーを用意した。発表要旨については、研究大会のプログラムにも掲載し、大会に参加した会員が翌日の発表内容を事前に知ることができるようにした。
それぞれのペーパーは、2名のコメンテータがつき、当日までにペーパーをふまえたコメントを用意していただいた。コメンテータを請け負っていただいた会員には、周到な用意をしていただき、それぞれの発表者に今後の研究の発展性への道筋をも含めた濃密なコメントをしていただいた。
発表者及び発表(論文)タイトルは以下の通りである。

10:00~10:05 開会あいさつ 陳來幸会長
10:05~11:00 黄穎康(創価大学大学院文学研究科人文学専攻哲学歴史学専修博士課程)「1920年代における英領マラヤ華人社会と排日運動―華商・労働者と日本企業・商人の動きを中心に」
コメンテータ:篠崎香織会員、東條哲郎会員
11:05~12:00 吉川春香(慶應義塾大学大学院社会学研究科社会学専攻修士課程)「中国系ニューカマー第二世代のエスニックアイデンティティ―メディアとコミュニティの影響から」 
コメンテータ:杉村美紀会員、奈倉京子会員
12:05~13:00 高橋萌(慶應義塾大学大学院社会学研究科社会学専攻博士課程)「台湾における東南アジア帰僑の移住に関する歴史学的考察―1940年代から70年代における対華僑政策を事例に」
コメンテータ:長田紀之会員、吉原和男会員

 それぞれがフルペーパーを用意し、当日はそれを参加者全員が追いながら発表を聞くというスタイルをとったため、細部に至るまでの緻密な研究が披露され、ディスカッションも盛り上がった。今後は、こうした機会を経て論文がさらにブラッシュアップされ、質の高い学位論文や投稿論文が世に送り出されることを期待したい。

(文責:三尾裕子 研究企画委員長)

   


■2018年度 研究大会報告■


 2018年度第16回年次研究大会は、2018年11月17日(土)に、以下のプログラム通り、東洋大学白山キャンパスにて開催されました。一日で大会のスケジュールを組みましたので、朝9時半からのスタートでした。参加者は56 名(一般会員44 名、非会員 8名、学生・優待会員4名)で、盛況のうちに終了しました。午前中の分科会では、客家系商人家族の事例と共に、東アジア・東南アジアという現代の地域概念に規定されない華僑華人ネットワークのダイナミズムが、19世紀から1960年代にかけての歴史的過程の中で議論されました。この学会にふさわしい学際的、かつ新しいアプローチを提示する内容の濃い分科会でした。続いてお昼休みを挟んで、4つの個人発表がありました。多様なテーマを取り上げたご発表で、各発表において活発な議論が交わされました。翌日に若手ライティングアップセミナーが企画されていたこともあり、大学院生による発表はありませんでした。開催校企画シンポジウムでは、「変貌を遂げる21世紀の華僑社会」をテーマに、シンガポール、イタリア、ボツワナ、そして僑郷の事例が報告されました。質疑応答に時間的余裕がありませんでしたが、華僑華人社会の近年の変化に目を向けさせるものでした。懇親会では、16階からの東京の夜景を楽しんでいただきながら会員相互の懇談の輪が広がりました。
9:30-11:30
分科会「東南アジア・東アジア間の華僑華人ネットワーク再考―客家系商人家族の事例研究から」代表者:芹澤知広(奈良大学)
発表者:工藤裕子(東洋文庫)、陳來幸(兵庫県立大学)、芹澤知広
司会・趣旨説明:北村由美(京都大学)、コメンテータ:古田和子(慶應義塾大学)
11:30-12:30 個人発表
11:30-12:00 宮原 暁(大阪大学)「『僑批』と『唸経』の文脈-華僑華人研究における多声的翻訳モデルの可能性」
12:30-13:00 石川朝子(帝京大学)「日本の中華学校の教育改革の現在」
12:30-13:30 お昼休み (理事会:8号館セミナー室5)
13:30-14:30 個人発表
13:30-14:00 横田祥子(滋賀県立大学)「ダヤック人の神格化に見る世界観の交差-インドネシア西カリマンタン州の民間信仰から」
14:00-14:30 王 維(長崎大学)「ザンジバル華人社会の再構築」
14:40-17:40 開催校企画シンポジウム「変貌を遂げる21世紀の華僑社会」
趣旨説明:山本須美子 (東洋大学)
登壇者:奥村(平島)みさ(東洋大学)「新華僑が変えるシンガポール華人社会」
    田嶋淳子(法政大学)「イタリアにおける中国系ニューカマーのコミュニティ形成をめぐって」
    シ・ゲンギン(京都大学)「南部アフリカにおける新華僑」
    川口幸大(東北大学)「21世紀の僑郷-何が変わり、何が変わっていないのか」
コメンテータ:山下清海(立正大学)、張玉玲(南山大学)
17:50-18:30 総会
18:45-20:45 懇親会 

                     (文責:山本須美子 大会実行委員長)


■ 『華僑華人研究』第15号(2018年発行) 目次 ■
<論文>
都市空間におけるチャイナタウンの再開発 ── 神戸市南京町の中華表象生成を中心に … 辺 清音

<研究動向>
台湾の華僑華人研究 ...八尾 祥平


<書評>
Haiming Liu 著 From Canton Restaurant to Panda Express: A History of Chinese Food in the United States
                      … 川口 幸大

志賀市子 編著 『潮州人─ 華人移民のエスニシティと文化をめぐる歴史人類学』 ...谷垣 真理子

謝征達 著 『本土的現實主義:詩人?岸的文學理念』 ...舛谷 鋭

篠崎香織 著 『プラナカンの誕生─ 海峡植民地ペナンの華人と政治参加』 ...持田 洋平

ジェームス・フランシス・ワレン 著 蔡史君・早瀬晋三 監訳 藤沢邦子 訳 『阿姑とからゆきさん ──シンガポールの買売春社会 1870-1940年』 ...横田 祥子

<新刊紹介>
Koos Kuiper 著 The Early Dutch Sinologists (1854-1900): Training in Holland and China, Functions in the Netherlands Indies
           ...山本 信人

華僑華人の事典編集委員会 編 『華僑華人の事典』 ...山本 信人

<彙報>

 

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