日本華僑華人学会

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2013/12/27 日本華僑華人学会特別企画「東南アジアの中国系移民と身体の政治学」の案内を掲載しました。
2013/11/25 2013年度日本華僑華人学会研究奨励賞(単行本部門)の受賞者が決定されました。
2013/11/15 2013年度日本華僑華人学会第2回研究会の案内を掲載しました。
2013/11/11 2013年度第1回研究会の報告を掲載しました。
2013/10/22 2013年度年次大会(学会設立10周年記念大会)第2回サーキュラーを掲載しました。
2013/06/23 2013年度日本華僑華人学会第1回研究会の案内を掲載しました。
2013/06/23 2013年度研究大会のお知らせを掲載しました。
2013/04/27 2013年度日本華僑華人学会研究奨励賞(単行本部門)候補作推薦のお願いを掲載しました。
2013/04/06 2012年度華僑華人学会第2回研究会報告を掲載しました。。
2013/01/26 『華僑華人研究』第9号の刊行の案内を掲載しました。
2013/01/21 2012年度日本華僑華人学会第2回研究会開催の案内を掲載しました。
2013/01/21 2012年度華僑華人学会第1回研究会報告を掲載しました。
2013/01/21 2012年度華僑華人学会第1回特別企画報告を掲載しました。


■日本華僑華人学会特別企画「東南アジアの中国系移民と身体の政治学」■


  日本華僑華人学会では、「東南アジアの中国系移民と身体の政治学」を総合テーマとする研究会を開催いたします。会員各位におかれましては、奮ってご参加くださいますようお願い申し上げます。
  また2日目には、九州大学の阿部先生のお力添えにより、鄭成功史跡、オランダ商館関係史跡、生月島カクレキリシタン関係史跡を見学します。
  皆様、お忙しいことと存じますが、奮ってご参加ください。
  なお2日巡検にご参加いただく方は、下記連絡先まで1月10日(金)までに、ご一報いただければと存じます。巡検のための車の手配に用います。車両が必要な場合、借り上げ代は、できるだけ安くあげ、参加者の間で人数割りとしたいと考えております。
  宿泊に関しては、「旗松亭」もしくはその付近にしたいと考えております。旗松亭の場合は、割引もあるようです。ご一報いただければと思います。

日本華僑華人学会・企画委員会

日時 2014年1月25日(土) 午後2時頃 ~ 1月26日(日)午後6時頃
*交通機関の到着時刻によって繰り下げる場合があります。

1日目 研究報告
会場:平戸文化センター特別会議室
テーマ:「東南アジアの中国系移民と身体の政治学」

第1報告 14時00分〜14時30分
 宮原曉会員(大阪大学)「移動する身体の軌跡と中国系移民のディアスポリック空間」(仮題)
 (質疑応答〜14時45分)

第2報告 14時45分〜15時15分
 市川哲会員(立教大学)「エスニシティと出自——『混血』から見るディアスポリック空間」(仮題)
 (質疑応答〜15時30分)

(休憩)15分

第3報告 16時00分〜16時30分
 横田祥子会員(滋賀県立大学)「周縁的中華圏における婚姻交換と再生産」(仮題)
 (質疑応答〜16時45分)

ディスカッション 16時45〜17時30分
懇親会 18時00分〜

2日目 平戸巡検
鄭成功史跡、オランダ商館関係史跡、生月島カクレキリシタン関係史跡を見学します。

連絡先 宮原曉 : taiwangina[a]gmail.com
阿部康久(宿泊関係) : abeya[a]scs.kyushu-u.ac.jp
*[a]を@に換えてください。
交通案内 www.hirado-net.com
博多発(キャナルシティ)10:20    平戸着13:10    YOKARO号(5000円)会員制
博多駅からキャナルシティまでは徒歩10分。
宿泊 旗松亭 : 朝食付7500円 素泊まり6450円
*学会を通じて申し込む場合は、阿部まで3日前くらいまでに御連絡を頂ければと思います。

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■2013年度日本華僑華人学会第2回研究会■
新たな僑郷研究の展開——国内・国外からの視点


日時:   12月14日(土)12:30~18:00
場所:   立教大学池袋キャンパス太刀川記念会館第一・第二会議室  (pdf

プログラム

12:30~12:50  趣旨説明: 川口幸大(東北大学)・市川哲(立教大学)
12:50~13:25  稲澤努(東北大学)
「現代の僑郷と人の移動―広東省東部の地方都市の事例から」
13:25~14:00  長沼さやか(静岡大学)
「広東省珠江デルタにおける僑郷の成り立ち―華僑のいる村といない村からの考察」
14:00~14:35  兼城糸絵(鹿児島大学)
「“移民”が支える神祇祭祀―福建省福州市のある僑郷の事例から」

14:35~14:50  休憩

14:50~15:25  小林宏至(日本学述振興会特別研究員)
「故郷からの災因論―21世紀におけるティピカルな風水事例から」
15:25~16:00  市川哲(立教大学)
「ルーツ・シーキングからルーツ・ツーリズムへ―パプアニューギニア華人にとっての僑郷と中国」
16:00~16:35  櫻田涼子(育英短期大学)
「語られ、共有される〈美しい過去〉―南洋華人とそのふるさと」

16:35~16:50  休憩

16:50~18:00  コメント: 宮原曉(大阪大学)・総合討論

連絡:  川口幸大(yukihirokawaguchi[a]hotmail.com)
     市川 哲(tetsu-i[a]kb3.so-net.ne.jp)    (※[a]を@に換えてください)

2013年度日本華僑華人学会第2回研究会チラシ(pdf


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■2013年度第1回研究会の報告■


日時: 2013年7月20日(土)13:00-18:30
会場: 奈良県文化会館
テーマ: 華僑華人と政治参加

第1報告 馬曉華会員(大阪教育大学)「米国における華人の政治参加の歴史と現状」

   本報告は、アメリカにおける中国系移民の歴史、出自や経済水準等の特徴を明らかにした上で、政治参加に関する論点を整理したものである。ハワイが中国系アメリカ人の政治参加の発祥地であること、さらに、1970年代冷戦期の台湾系とアメリカ政治、1980年以降の年収と教育水準の上昇による各政治参加組織やロビー活動の展開、1990年以降の新たな中国系政治団体や選挙政治との関わり等について興味深い報告がなされた。総じて、中国系アメリカ人の政治参加の歴史は浅く、限定されてきたことと、選挙政治への関わりが弱いことが指摘された。しかし、中国系移民がアメリカ政治に対する潜在力を保持していることは否めない事実であり、今後の展開が注目される。


第2報告 徐輝会員(大東文化大学)「日本における華僑学校と印僑学校の現状-東京中華学校とIISJ・GIISを中心に」
コメンテータ:陳来幸(兵庫県立大学)

   東京中華学校とグローバルインディアンインターナショナルスクール(GIIS)を比較し、日本における華僑学校と印僑学校の教育の変遷、言語教育の現状、日本の教育法則の位置づけについて報告がなされた。陳来幸会員からコメントがなされ、東京における華僑と印僑の人口増加の背景や構造を明らかにするほか、比較研究の意義、焦点、博士論文の枠組みを再検討する必要性等について指摘があった。


第3報告 八尾祥平会員(早稲田大学)「1990年代以降における琉球華僑・華人の政治参加について」

   1990年代以降の沖縄における琉球華僑・華人の地域社会における政治参加の実態を、台湾国民党および民進党と、日本の保守派と革新派の関係に基づき議論がなされた。台沖関係、琉球華僑総会、沖縄中華街建設等についても言及がなされ、一般的に「本国」との結びつきを重視する華僑・華人と異なり、現在の琉球華僑・華人は沖縄の地域社会に溶け込みつつあるとの議論が展開された。


第4報告 増田あゆみ会員(名古屋学院大学)「オーストラリアの華僑華人の政治参加-移民・民族政策との関連で」

   オーストラリアの華僑華人社会の政治活動の変容を移民・民族政策を中心に言及がなされた。オーストラリアの学者から中国系移民の政治家の議会での代表性や政府・政党からの注目性が低く、政治的表出力(代表性)が低いと批判されている。これに対し、北京派と称される中国政府主導の愛国的政治運動や、台湾派の非公式なネットワークによる活動が多く展開されており、オーストラリアの白豪主義が多文化主義へ転換されることによって政治的表出力の上昇が期待できるのではないかと議論が展開された。


ディスカッション

   華僑・華人の教育と政治活動(政治参加)についてディスカッションがなされた。
   教育について、日本の華僑学校は民族教育を目的としているが、印僑学校のそれは如何なものなのか、シンガポールに拠点をもつインド国際基金(GIF)によって創設された印僑学校であるならば、その背景はどういったものなのか、詳しく分析する必要があるとの指摘があった。
   政治参加の定義について、政治的アイデンティと文化的アイデンティの関係も問題、また華僑総会における日本国籍に帰化した華人の入会取扱いや、アメリカやオーストラリアの人口統計にある「中国系」の分類は自己意識の原則に基づくが、父系血統重視がされている傾向が伺える等、エスニシティやアイデンティティに及ぶ議論がなされた。

    研究会参加者 14名(会員11名、非会員3名)
懇親会参加者 7名
【劉雯会員記】



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■2013年度年次大会(学会設立10周年記念大会)第2回サーキュラー■

1.日程・会場

日程:  2013年11月16日(土) ・17日(日)

会場:  慶應義塾大学三田キャンパス北館 (東京都港区三田2-15-45)
          交通アクセスはこちらのページをご参照ください。
          HPのキャンパス・マップ上「10番」の建物が「北館」です。

※懇親会会場は、北館内「ファカルティクラブ」です。
※宿舎は各自にてご手配ください。
※大会2日目は日曜日ですが、三田キャンパス近隣のレストランなどは開店しているところがあります。その情報は大会当日の配布資料内に含ませていただく予定です。


2.学会設立10周年記念行事

今年度の研究大会は、学会設立10周年記念大会として、大会第一日目に特別な企画を2つ設けております。第一は、中山大学(中国)人類学科特任教授で世界海外華人研究学会会長である陳志明先生をお迎えしての特別講演です。第二は「華僑華人研究の回顧と展望」と題する記念シンポジウムです。日本の華僑華人研究を批判的に捉えて、今後の展望を議論する機会となります。
また大会第二日目には、会員の自由発表7本を予定しています。日本、東南アジア、東アジアに関する興味深いテーマの報告をお届けすることができます。さらに第二日目の午後には、陳教授の特別講演を受ける形で、東南アジアにおける中華料理ビジネスを人類学的に考察する英語セッションがございます。
さらに、本学会の10年間の歩みをまとめた小冊子を大会に合わせて用意する予定にしております。ご期待ください。


3.プログラム

第一日目: 11月16日(土)
10:30-12:00 理事会 (北館会議室2)
12:15 受付開始
13:00-14:00 SPECIAL LECTURE
  Speaker:  TAN Chee-Beng (Sun Yat-sen University and the President of the ISSCO)
  Title:  “Chinese Overseas: Migration, Food and Identity”
  Moderator:  MORIKAWA Makio (Doshisha University)
14:15-17:35 学会設立10周年記念シンポジウム「華僑華人研究の回顧と展望」
  司会:  曽士才 (法政大学)、三尾裕子 (東京外国語大学)
  討論者:
陳來幸 (兵庫県立大学)、山下清海 (筑波大学)
篠崎香織 (北九州市立大学) 「華人と政治―ポスト権威主義体制の東南アジアを中心に」
園田節子 (兵庫県立大学) 「『内側』からの歴史の模索―カナダおよびカリブ海地域華僑史研究の発展と運動」
陳天璽 (早稲田大学) 「中華学校の変容と華僑華人研究への問い」
木村自 (大阪大学) 「ディアスポラ論の展開と華僑華人研究」
川口幸大 (東北大学) 「僑郷の現在―新たなパラダイムに向けて」
17:45-18:15 総会
18:20 受付閉鎖
18:30-20:00 懇親会 (ファカルティクラブ)

第二日目: 11月17日(日)
8:30 受付開始
自由研究発表(発表15分、質疑応答10分)
9:00-10:00 日本
徐輝 (大東文化大学大学院) 「在日新華僑の生活実態に関する研究
―築地市場で勤めている福建省からの元留学生の事例を通じて」

張泓明 (金沢大学大学院) 「石川県の中国人社会―日本の中の一地方社会を例として」
10:00-10:15 休憩
10:15-11:45 東南アジア
長田紀之 (アジア経済研究所)「植民地期ビルマの華人とラングーンの治安維持―華人犯罪者追放関連文書から見る」
松村智雄 (東京理科大学)「西カリマンタン州の華人とインドネシア国家との相互作用の過程―スハルト体制期を中心に」
曽明樺 (早稲田大学大学院)「マレーシア華人社会と危機感について」
11:45-13:00 昼食
13:00-14:00 香港・韓国
和仁廉夫 (ジャーナリスト)「香港・保釣行動委員会―「尖閣」上陸活動家の歴史と現在」
尹秀一 (創価大学)「韓国・済州島の華僑社会―華僑小学校の運営を中心に」
14:00-14:15 休憩
14:15-16:45 Breakout Session
“Anthropological Studies on the Localization of Chinese Food Business in Southeast Asia: Restaurant, Café, and Farm House”
Panel convener: SERIZAWA Satohiro (Nara University)
Moderator: MIYABARA Gyo (Osaka University)
SERIZAWA Satohiro (Nara University) “Localization of Chinese Cuisine in Vietnam: Findings from the Research on the Chinese Restaurants in Hanoi”
SAKURADA Ryoko (Ikuei Junior College) “An Imaginary Homeland and Emerging Café Culture on the Malay Peninsula: Kopitiam, Nostalgia, and Collective Memory”
ICHIKAWA Tetsu (Rikkyo University) “From Cave to Farm House: Edible Bird's Nest Trade in Contemporary Sarawak, Malaysia”
Discussant: ISHITAKA Shingo (Osaka University)

4.参加費

研究大会参加費:  一般会員2,000円、非会員2,500円、学生・優待会員1,000円
懇親会費:  一般会員および非会員4,000円、学生・優待会員2,000円

※年次大会・懇親会の出欠は、申込用紙(日本華僑華人学会2013年度大会参加申込書(word))をご確認のうえ、11月4日(月)までにお知らせください。
※参加費・懇親会費は当日の大会受付でお支払いください。
※大会事務局メールアドレス:  jssco.2013taikai[a]gmail.com ([a]を@に換えてください)

(文責: 大会実行委員長 山本信人)

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■2013年度華僑華人学会第1回研究会の案内■


  2013年度、華僑華人学会第1回研究会を「華僑華人の政治参加」を総合テーマに、開催いたします。会員各位におかれましては、奮ってご参加くださいますようお願い申し上げます。
  会場の奈良県文化会館は、近鉄の「奈良」駅から徒歩5分の奈良市の中心部にあり、興福寺、東大寺、春日大社にも近く、これまでの研究会とは少し違った雰囲気の中で、「華僑華人の政治参加」という古くて新しい話題を議論できるのではないかと思います。
  また、華僑華人の政治参加とは直接は関係しませんが、今回は教育に関する大学院生の発表も用意いたしました。華僑華人研究の新たな地平を切り開くであろう次世代の研究の萌芽を、幅広い観点から後押ししたいと思います。教育にご関心のある方はもちろんのこと、少し違った分野の方も、ぜひ助言をいただければと存じます。研究会終了後、元興寺の旧境内で、町並みが近年人気の「ならまち」での懇親会を予定しています。お時間の許す方は、こちらの方もぜひご参加ください。

日本華僑華人学会・企画委員会

日時:   2013年7月20日(土)13時〜18時30分
会場:   奈良県文化会館
テーマ:   「華僑華人と政治参加」


  当日のスケジュール
13:30〜14:10 第1報告
馬曉華会員(大阪教育大学)「米国における華人の政治参加の歴史と現状」
(質疑応答〜14時20分)
14:20〜15:00 第2報告
徐輝会員(大東文化大学)「日本における華僑学校と印僑学校の現状−−東京中華学校とIISJ・GIISを中心に」
(質疑応答〜15時20分)
  (休憩)
15:30〜16:10 第3報告
八尾祥平会員(早稲田大学)「1990年代以降における琉球華僑・華人の政治参加について」
(質疑応答〜16時20分)
16:20〜17:00 第4報告
増田あゆみ会員(名古屋学院大学)「オーストラリアの華僑華人の政治参加−−移民・民族政策との関連で」
  (休憩)
17:20〜18:30 ディスカッション
19:30〜 懇親会(ならまち界隈)

(要旨)

第2報告
徐輝「日本における華僑学校と印僑学校の現状−−東京中華学校とIISJ・GIISを中心に」
  本報告では、東京中華学校とIISJ・GIISを中心に、日本における華僑学校教育と印僑学校教育の変遷、言語教育の現状、日本の教育法則の位置づけを明らかにする。報告ではまず、日本の華僑学校と印僑学校はどのような変遷をたどってきたのか。また、各学校の教師数や学生数、実施されている教育課程について論じる。次に、言語教育の現状に関して、どのように取り込みしているのか。どのような特徴があるのか。各言語の学習時間の配布や比率、使用教科書の種類、使用方法、教育媒介言語を分析して、さらに、日本の法律および政策が華僑学校教育と印僑学校教育に与える影響、そこから派生する各問題を指摘する。具体的には、日本における華僑学校と印僑学校の法律上の位置づけ、また、日本の法則が進学上および学校運営に与える影響について考察する。

第3報告
八尾祥平「1990年代以降における琉球華僑・華人の政治参加について」
  本報告では、1990年代以降の琉球華僑・華人の地域社会における政治参加の実態を分析し、台湾の民主化・香港返還や沖縄内部での政権交代などが華僑の地域社会における政治参加とどのように結びついているのかを、もしくはいないのかを明らかにする。とかく華僑・華人は地域社会において「本国」との結びつきが問題視されるが、琉球華僑の政治参加のあり方は日本社会に典型的にみられるもので、その意義を議論したい。

第4報告
増田あゆみ「オーストラリアの華僑華人の政治参加−−移民・民族政策との関連で」
  本報告は、オーストラリアの華僑華人社会の政治活動(政治参加)を、政治活動が見られ始めた華僑社会創設初期から現在までを対象に、その変容を、移民・民族政策を中心に見ていこうとするものである。オーストラリアでの華僑・華人に対する政策的あるいは社会的な処遇が、また、華僑・華人の属性の違いが、どのように華僑華人社会の政治活動に影響を与えているのかを明らかにしたい。


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■2013年度研究大会発表者募集のお知らせ■

日本華僑華人学会会員各位

大会実行委員長 山本信人

大会実行委員会では、本年度大会において個人もしくは分科会として研究発表を行う方を募集いたします。以下の応募要領をご確認のうえ、発表を希望される方は、添付の研究発表申込書を下記の申込先にご提出ください(できるかぎり電子メールでお願いいたします)。
なお、実行委員会といたしましては、できる限り多くの分科会を開催できればと考えておりますが、時間的制約のため枠に限りがございます。ご希望に添えない場合は何卒ご容赦ください。

1.大会日時・会場
日時 2013年11月16日(土)・17日(日)
場所 慶應義塾大学三田キャンパス北館ホール

2.発表資格
一般発表、分科会発表を問わず、発表有資格者は2012年度の会費を納入済みの当学会会員に限ります。

3.発表形式
個人発表は30分(質疑応答を含む)を目安とします。
分科会発表は、全体が2時間30分以内に収まるようお願いいたします。コメンテーターを含めて6名以内で構成してください。使用言語や分科会内での時間配分は自由です。

4.応募期日
2013年7月31日(水)

5.申込先・問合せ先
日本華僑華人学会2013年度大会実行委員 河口充勇
〒631-8501 奈良市帝塚山7-1-1 帝塚山大学人文学部 河口充勇
メールアドレス : jssco.2013taikai[a]gmail.com ([a]を@に換えてください)
メールにて申込あるいは問い合わせのある場合は、件名に「2013年度大会発表申込」と記してください。
メールにて応募された方には、折り返し確認メールをお送りいたします。万が一返信がない場合は、未着の可能性がありますので、再度ご送付をお願い申し上げます。

6.研究発表申込書
ア) 2013年度大会研究発表申込書(個人用)(word)
イ) 2013年度大会研究発表申込書(分科会用)(word)

7.今後のスケジュール
8月半:発表採用者への通知(発表要旨の執筆要領も同封)
9月30日(月)「必着」:発表要旨の提出(大会要旨集に掲載)
10月28日(月)「必着」:発表レジュメの提出
11月11日(月)「必着」:パワーポイント使用者はメール添付にてデータの提出

日本華僑華人学会2013 年度大会実行委員会
山本信人(委員長)、吉原和男、河口充勇、王雪萍

(文責:河口充勇 大会実行委員)

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■2013年度日本華僑華人学会研究奨励賞(単行本部門)候補作推薦のお願い■


日本華僑華人学会は、日本における若手研究者による華僑華人研究のよりいっそうの促進を図るために、以下のように、日本華僑華人学会研究奨励賞を設けています。

1.若手の本会会員の研究成果の中から、毎年優秀な著作(単著に限る)を原則として1 点選び、日本華僑華人学会研究奨励賞を授与する。

2.偶数年度は選考年度の前2年度に公刊された論文(雑誌論文、共著作の中の単著論文、刊行時に満40歳未満の会員の著作)を、奇数年度は同様に前2年度に公刊された単行本(刊行時に満45歳未満の会員の単著)を対象とする。2013年度においては、2011年度と2012年度(2011年4月1日より2013年3月31日)に公刊された単行本が選考対象となる。

3.日本華僑華人学会研究奨励賞に選考された著作の著者を年次大会で表彰し、表彰状と副賞(5万円)を授与し、作品名・要旨を本会会誌及び学会ホームページに掲載する。

4.日本華僑華人学会研究奨励賞は、理事会内に設ける日本華僑華人学会研究奨励賞選考委員会が、自薦及び他薦に基づいて候補作品を選び、常任理事会において決定する。ただし、『華僑華人研究』に掲載された論文については、刊行時に40歳未満のものは、自動的に審査に付される。

5.一度受賞した会員は、再度同じ部門(論文で受賞した場合は論文部門、単行本で受賞した場合は単行本部門)では受賞の対象にはならない。論文で受賞した著者が単行本で、あるいは単行本で受賞した著者が論文で応募することは可とする。但し、単行本で受賞した後応募する論文が、単行本の内容の一部である場合は対象外とする。

つきましては、下記の通り、本会会員の皆様から2013 年度の研究奨励賞候補作品の推薦を受け付けます。


1.推薦対象の著作
2011 年4 月1 日から2013 年3 月31 日までに発行(奥付けによる)された本会会員の単行本とする。なお、ここで会員とは、2012年度の年会費を納入済みの会員とする。公刊時に満45歳未満の会員による著作であることが条件である。本学会以外で既に受賞した作品、あるいは現在応募中の作品であっても、応募可能。

2.推薦の方法
他薦または自薦

3.推薦に必要な提出物の内容
ア)2013年度日本華僑華人学会研究奨励賞応募申請書 (word)
イ)応募著作

4.提出物の送付先
〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1
東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所 三尾裕子研究室気付
日本華僑華人学会研究奨励賞選考委員会
ymio[a]aa.tufs.ac.jp([a]を@に換えてください)

応募は、電子媒体のみでも可。ただし、何らかのトラブルでメールの不着の危険性も排除できないので、郵送もされることを推奨する。メールの不着によって審査に付されないことがあっても、委員会は責任を負わない。
応募書類、応募著作や参考著作が現物あるいはハードコピーである場合には、単行本以外は5部を郵便で送付すること。単行本については、1部で構わないが、提出後、選考委員の間で、手持ちがあるかどうか確認し、持っていない委員がいる場合には、著者に連絡するので、必要部数を指定された宛先に送付されたい。電子ファイル以外に現物やハードコピーの双方がある場合には、電子メール送付時に、別途郵送物があることを明記すること。
提出物は原則として返却しない。ただし、単行本は、原則として学会が定価の8掛けで購入する。

5.提出物の提出締切
2013年6月30日(日)消印有効

6.選考結果の通知・授賞式
選考の結果、授賞対象者に決定した者には、10月中旬頃に結果を通知する。授賞式は、11月16日開催の研究大会(慶應義塾大学)にて執り行うので、ご出席いただきたい。


2013年4月26日
   研究奨励賞選考委員会

(文責: 三尾裕子 会員)

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■2012年度華僑華人学会第2回研究会報告■


日時:   2013年2月23日(土)14時〜17時
場所:   東洋大学白山キャンパス第三会議室
テーマ:   「ヨーロッパにおける中国系新移民――経済と社会の視点から」
司会:   玉置充子会員(拓殖大学)


<第1報告>
報告者:   山本須美子会員(東洋大学)
論題:   「EUにおける中国系アソシエーションと新移民の流入―イギリス・フランス・オランダの比較から―」
<第2報告>
報告者:   崔晨会員(拓殖大学)
論題:   「ヨーロッパの華僑・華人経済概況と欧州債務危機による影響」


        第1報告では、山本須美子会員が、EU内でも特に中国系人口の多いイギリス、フランス、オランダの中国系アソシエーションに着目し、その歴史的展開と新移民流入による変化を通して、新移民流入が各国の中国系コミュニティに及ぼした影響を比較検討した。
   ヨーロッパの中国系移民は従来、いわゆる「サイレント・マイノリティー」と見なされ、東南アジアや北米、太平洋地域に比べて研究も少なかったが、1980年代以降中国本土からの新たな移民が流入したことと、EUの拡大・深化と相まって、特に1990年代後半から「ヨーロッパ」という枠組みでトランスナショナルに中国系移民を捉えようとする研究が多くなった。その中には各国の中国系アソシエーションに焦点、もしくは言及する研究もあるが、2000年代以降の文献はほとんどないのが実情である。今回の報告では、報告者の最近のフィールドワークから得られたデータに基づき、豊富な写真・映像を交えて、EUにおける華人アソシエーションの現状が示された。
   新移民の流入による3国の中国系コミュニティおよびアソシエーションの変化に関し、報告者は次のように指摘した。イギリスでは、福建語や北京語の話者が多くを占める新移民は広東語話者が主流の旧アソシエーションには入らず、新しく立ち上げられたアソシエーションも継続せずに、新移民は既存のコミュニティの外側に位置づけられた不可視な存在となっている。フランスでは、新移民が集住して新しいアソシエーションを立ち上げ、新移民による中国系コミュニティの新たな拡大が可視化している。またオランダでは、新しいアソシエーションが多数設立される一方、浙江省出身者による旧アソシーエーションに新たに流入した浙江省出身者が加わり発展するなど、新移民を含みながら中国系コミュニティが拡大している。
   そして、こうした違いは、新旧移民の出身地や使用言語、居住形態といった要因が複雑に絡み合って、新移民の流入が既存の中国系コミュニティにそれぞれ異なる変化を及ぼしたためだと結論づけた。
   第2報告では、崔晨会員がヨーロッパにおける華僑・華人経済について、イタリア、スペイン、フランスの3国を取り上げ、中国系新移民の動向を踏まえて、各国の経済状況、華僑・華人企業数や業種、特徴、ビジネス社団組織、現地企業への影響などを概観するとともに、欧州債務危機が華僑・華人経済に与えた影響について分析を試みた。
   欧州債務危機を背景に、2012年のEU主要国における失業率は平均10%を超えており、特に25歳以下の若年層の失業率が顕著である。このため、各国の移民政策は、かつての寛容なものから「選択的移民」に移行し、高度人材の受け入れが拡大する一方、非熟練労働者や不法労働者への規制・管理が強化されている。当然ながら、こうした変化は華僑・華人企業にも大きな影響を与えている。報告者は、現地社会の対応や華人以外の移民企業にも目配りした上で、欧州債務危機による華僑・華人企業および現地社会に対する影響について、中国製廉価製品の限界、市場が飽和状態となったことによる競争激化、中国系住民がターゲットとなる治安問題、中国への送金にからんだマネーロンダリング問題を指摘した。
   以上の報告に対し、質疑応答では、各国でのアソシエーションのあり方に違いは見られるのか、不法移民およびその子供たちに対してどのような対応が採られているのか、ヨーロッパと中国を結ぶ新移民による独自の流通・貿易ルートがあるならそれは債務危機でどのような影響を受けているのか、といった質問がなされた。
   また、両報告を通して、日本では紹介されることが少なく実態がつかみにくいヨーロッパの華僑・華人の現状や動向について、イギリス、フランス、オランダ、イタリア、スペインというEU主要各国の状況を社会、経済という異なる視点から比較することができ有意義であったとの感想が聞かれた。

    研究会参加者7名(会員5名、非会員2名)、懇親会参加者4名【玉置充子会員 記】



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■『華僑華人研究』第8号の刊行の案内■


 『華僑華人研究』第9 号が完成しました。本号には、論文1 本、研究ノート1 本、研究動向報告2 本、書評論文1 本、書評・新刊紹介4 本の他、本学会 2011 年度大会での分科会をもとに組んだ特集「ポスト・スハルト期のインドネシア華人(序および論文3 本)」を掲載しています。
 本号の刊行にあたっては、今年度もまた財団法人・東華教育文化交流財団より刊行助成金を賜りました。心より御礼申し上げます。また、本号が形になるまで様々な形でご助力下さった匿名査読者・編集委員および編集アソシエイツの方々にも感謝申し上げます。
 本会誌の刊行は、会員のみなさまの多大なご支援に支えられています。今後も、みなさまのさらなるご支援と積極的な投稿をお願い申し上げます。

学会誌第9号編集委員会委員長  
志賀市子  
2013年1月24日記  

『華僑華人研究』第9号目次
<論文>

シンガポール華人社会の「近代」の始まりに関する一考察—林文慶と辮髪切除活動を中心に  ・・・ 持田洋平

<特集>「ポスト・スハルト期のインドネシア華人」
序  ・・・ 貞好康志
華人・インドネシア・中国—華人をめぐる虚構と実態  ・・・ 山本信人
改革期インドネシアにおける華人出版物  ・・・ 北村由美
インドネシアにおける「中華の宗教」の現在—2000年代以降の体系化の動向を中心に  ・・・ 津田浩司

<研究ノート>
華僑送出4港の旅客統計分析に基づく中国人移民のサイクルの再検討—メンカリーニ的データ限界を超えて(前篇)  ・・・ 藤村是清

<研究動向>
中国における華人研究の新機軸…奈倉京子
「民系」から「族群」へ—1990年代以降の客家研究におけるパラダイム転換  ・・・ 河合洋尚

<書評論文>
Him Mark Lai. Chinese American Transnational Politics  ・・・ 園田節子

<書評・新刊紹介>
Ellen Oxfeld, Drink Water, but Remember the Source: Moral Discourse in a Chinese Village  ・・・ 川口幸大
奥村みさ著『文化資本としてのエスニシティ—シンガポールにおける文化的アイデンティティの模索』  ・・・ 黄蘊
林世芳著『西加風雲』  ・・・ 松村智雄
庄国土・劉文正著『東亜華人社会的形成和発展—華商網絡、移民与一体化趨勢』  ・・・ 田中孝枝

<彙報>



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■2012年度日本華僑華人学会第2回研究会■


日時: 2013年2月23日(土)14:00-17:00
会場: 東洋大学白山キャンパス第三会議室(6号館1階)   (サイトで確認)
  【東京都文京区白山5-28-20 都営地下鉄三田線白山駅/東京メトロ南北線本駒込駅】   (サイトで確認)
問合せ先: 拓殖大学海外事情研究所付属華僑研究センター
玉置充子   mtamaki[a]ner.takushoku-u.ac.jp ([a]を@に換えてください)
テーマ: ヨーロッパにおける中国系新移民――経済と社会の視点から

報告1:  山本須美子会員(東洋大学)

論題:  EUにおける中国系アソシエーションと新移民の流入―イギリス・フランス・オランダの比較から―

(要旨)
   ヨーロッパの中国系移民を対象とする研究は、東南アジアや北米や太平洋地域のそれに比べて少なかったが、1980年代以降中国本土からの新しい移民流入が増加したことと、EUの拡大・深化と相まって、特に1990年代後半からトランスナショナルな枠組みで中国系移民を捉えようとする研究が多くなった。
   本発表の目的は、EU内で中国系人口の多いイギリスとフランスとオランダにおける中国系アソシエーションに着目し、その歴史的展開と新移民流入による変化を明らかにすることを通して、新移民流入が3国の中国系コミュニティに及ぼした影響を比較検討することである。なお、2000年代以降の3国の中国系アソシエーションに関する文献はほとんどなく、発表者のフィールドワークから得られたデータに基づいている。


報告2:  崔晨(拓殖大学)

論題:  ヨーロッパの華僑・華人経済概況と欧州債務危機による影響

(要旨)
   中国の改革開放政策が本格化した1990年代以降、中国から世界各地に向かう新たな移民が増加している。特にヨーロッパへの移民は、他の地域より増加率が高い。その背景には、中国の政策の変化およびそれによる中国人留学生の急増や彼らに付随する親族の増加がある。
   こうした新移民の流入は、ヨーロッパの華人社会及び現地社会に様々な影響をもたらしている。本発表では、限られた情報や資料に基づくものではあるが、新移民の動向を踏まえてヨーロッパにおける華僑・華人の経済概況を分析する。主に欧州債務危機が華僑・華人経済に与えた影響について分析を試みる。



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■2012年度華僑華人学会第1回研究会報告■


日時:   2102年12月8日(土)13時〜18時
会場:   東北大学文学部文学部棟2F大会議室
テーマ:   「僑郷華南の現在」
主旨説明:   川口幸大(東北大学)   「僑郷華南の現在」
市川哲(立教大学) 「海外華人研究と僑郷研究の連動の可能性」
報告: 川口幸大(東北大学)   「豊かな僑郷―移住地と故郷の関係を再考する」
稲澤努(東北大学)   「現代の僑郷における人の移動―広東沿海の一地方都市を事例として」
兼城糸絵(東北大学)   「人の移動と僑郷社会—福建省福州市の事例から」
長沼さやか
(日本学術振興会・
東京外国語大学)
「華僑のいる村、いない村―広東珠江デルタにおける村落の歴史と構造」
コメンテーター:   瀬川昌久 (東北大学)


   本研究会では、華南地域における具体的なフィールドワークの事例から今日的な華僑華人研究の展望を開くことを目的とし、4人のスピーカーの報告から、①移動ベクトルの現状、②「伝統復興」(あるいは「故郷の建設」)の担い手の変遷、③華僑/僑郷のイメージと実体の再考、という三つの問題系を検討した。
まず市川と川口が、それぞれ中国中心主義によらない海外華人研究と僑郷研究との連動の必要性、および「中国社会-華僑華人-僑郷」といったステレオタイプ化した理解に対する再考の必要性に関して問題提起を行った。
続いて第1報告として、川口は、広東省広州市番禺区S鎮の事例をもとに、僑郷研究がこれまでの「豊かな海外」/「貧しい僑郷」パラダイムが通用しない、新たな段階に入っていることを指摘した。
第2報告者の稲澤は、広東省汕尾市の事例をもとに、珠江デルタのように目覚ましい発展を遂げた地域とは異なる人の移動の特徴を、今日的な移動のベクトルとそれに果たす華僑の役割に注目しつつ、現地で出版された文学作品をも参照して分析した。
第3報告者の兼城は、福建省福州市の事例をもとに、現在の僑郷が移民を送り出す地であるとともに、受け入れる地でもあること、海外移民により僑郷の村落人口が減少する状況の中、外地人は他者として存在する一方で村落における儀礼を支える存在になっていることを明らかにした。
第4報告者の長沼は、明代から開発が進み比較的古くから人がんできた「民田」と呼ばれる地域と、清代や民国期になって開発が進み比較的新しく人が住むようになった「沙田」に注目し、「沙田」では大規模な宗族が発達せず、人々は海外にフロンティアを求めるよりも沙田というフロンティアの開拓に向かったこと、その結果、これらの地域では華僑の送出が進まなかったという可能性について指摘した。
 以上の趣旨説明および四名の発表に対し、コメンテーターである瀬川からは、『僑郷華南』で行った国内移動と国際移動の連続性に関する議論は、国際移動を伝統的な村落社会の秩序と反する現象であると捉えたJ.ワトソンの研究に対する批判の意味があり、例えば国内で移動した人々は、はじめから大規模な宗族や分派を形成しようとして移住したのではなく、出身地と移住先との関係が一時的に切れたり再構築されたりする過程で、結果的に大規模な宗族の形成につながったのであり、それは海外移民にも共通して見られる現象であったという指摘がなされた。そして今日的な僑郷研究を行う意義とは、単なる最新の時事的な報告に留まるのではなく、僑郷における富や威信、成功者のロール・モデル等を地域社会のコンテクストに即して理解する必要があるというコメントがなされた。
その後、禁止されている移住先ほど憧れや祝祭性が高まるのではないか、今回の議論は広東の事例が中心であり、閩南の事例とはかなり異なること、僑郷に関する言説の作り方に注目するべきではないかということ、僑郷とは移民の送出が血縁的なイディオムから地縁的なイディオムに変換したのではないか等、質疑応答がなされた。

講演会参加者12名(会員6人、非会員6名) 懇親会参加者8名【市川哲会員 記】

報告書全文  (pdf)



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■2012年度華僑華人学会第1回特別企画報告■


日時:   2102年10月27日(土)10時〜17時
会場:   立教大学池袋キャンパス太刀川記念館三階 多目的ホール
テーマ:   アジアのディアスポラ文学—日本とマレーシアの交流文学事例から

第一セッション <ディアスポラの中の華人文学>
及川茜(神田外語大学)「言語意識から見る寓言:李永平と張貴興を例に」
舛谷鋭(立教大学)「“留学”を超えて—マレーシア女性華人作家の天路歴程」
廖赤陽(武蔵野美術大学)「日華文学と在日文学における歴史化と“私”:黒孩・柳美里・藤代泉をめぐって」
金恵俊(釜山大学)「韓国華人文学初探」
宮原曉(大阪大学)「コメント」

第二セッション <「日華文学」の創作と可能性>
田原(東北大学)「二つの言語のはざまで—二言語創作と詩歌の翻訳」
藤田梨那(林叢)(国士舘大学)「在日中国人の文学創作のビジョンと問題」
張石(中文導報)「東京の傷跡—経済格差と文化の衝突に導かれる愛情悲劇」
林祁(華僑大学)「“〜の間の詩人”の放逐と放題:田原論」
廖赤陽「コメント」

   2012年10月27日、日本華僑華人研究学会と立教大学観光学部交流文化学科、大阪大学グローバルコラボレーションセンター共同主催の公開シンポジウム「アジアのディアスポラ文学—日本とマレーシアの交流文学事例から」が開催された。
開催場所の立教大学池袋キャンパス太刀川記念館三階多目的ホールには、海外からの講演者他、30名程度の研究者が集まり、アジアのディアスポラ文学について、他ならぬ華僑華人の文学状況を契機に議論された。
台湾海峡を挟むいわゆる両岸四地以外の中国語文学は非国語文学であり、また作家が居住地の国語文学に参加した場合も、多民族社会の中のディアスポラによる文学営為として、ポストコロニアル文学と捉えられるが、中南米、南米の例を除き研究途上にある。特に日本の華人文学(日華文学)研究は国内研究者にとって喫緊の課題だが、学術研究は個別のケースを除きほとんど行われていない。このシンポジウムでは、日本、韓国の事例を、アジアのディアスポラ文学研究としてほぼ確立したマレーシアの事例(馬華文学)と比較しながら、文学性そのものだけでなく、移民社会と地域社会の変容、アイデンティティの葛藤、バイリンガルと文化移動、ネィティブとディアスポラなどのテーマを、午前の研究者セッションと午後の実作者セッションに分かれて活発な議論がなされた。

特別企画参加者32名(会員10名、非会員22名)
懇親会参加者14名【舛谷鋭会員 記】



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