日本華僑華人学会

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2012/11/09 2012年度日本華僑華人学会第1回研究会「僑郷華南の現在」開催の案内を掲載しました。
2012/10/15 日本華僑華人学会2012年度年次大会の参加申込書(word)を更新しました。
2012/10/10 日本華僑華人学会研究奨励賞特設ページにこれまでの受賞者と授賞著作を追加しました。
2012/10/08 日本華僑華人学会2012年度年次大会 開催概要を掲載しました。
2012/09/24 2012年度日本華僑華人学会第1回特別企画シンポジウム開催の案内を掲載しました。
2012/08/14 日本華僑華人学会研究奨励賞特設ページを掲載しました。
2012/05/22 2012年度第1回講演会のお知らせを掲載しました。
2012/05/06 2012年度大会発表者募集のお知らせを掲載しました。
2012/04/25 2012年度日本華僑華人学会研究奨励賞(論文部門)候補作推薦のお願いを掲載しました。
2012/04/17 2011年度第2回特別企画の報告を掲載しました。
2012/03/20 地域研究コンソーシアムの公募情報を掲載しました。
2012/02/14 諸変更届についてを掲載しました。
2012/02/14 退会届についてを掲載しました。
2012/02/14 事務局の連絡先等を更新しました。


■2012年度日本華僑華人学会第1回研究会■
「僑郷華南の現在」

本研究会の目的は、タイトルにあるように「僑郷華南の現在」を個別具体的なフィールドワークの事例から照射し、今日的な華僑華人研究の展望を開こうとするところにある。

僑郷研究は1995年に出版された論集『僑郷華南』を代表的なものとして、これまでに厚い研究の蓄積がなされてきた。ただし、今日の中国本土の劇的な変化、さらにそれにともなう僑郷と華僑華人との関係の決して小さくない変化を鑑みれば、いくつかの新たな問題系を考察すべき時期が来ていることも事実である。例えば、僑郷は海外移民を送り出さねばならない貧しい地域という位置づけから一転して、内陸部の出稼ぎ移民たちが目指す豊かな移住先になった。また故郷についての実感を伴った記憶を持つ一世が高齢化し、かつ国内からは海外のそれを遙かにしのぐ成功者たちが現れるようになったこともあり、村のインフラ整備や伝統文化の復興の担い手が前者から後者へとシフトしている地域もある。そしてそれらにともなって、「豊かな海外」/「貧しい僑郷」の実体とイメージの転換を念頭に置いた新たなパラダイムの構築が求められている。

 そこでわれわれは、いずれも華南地域をフィールドとする4人のスピーカーの報告から以下の問題系を検討すべく、本研究会を企画することにした。すなわち、①移動ベクトルの現状、②「伝統復興」(あるいは「故郷の建設」)の担い手の変遷、③華僑/僑郷のイメージと実体の再考、の3つである。これをもって現在の華南地域を対象とした僑郷研究の最前線を提示するとともに、ほとんどステレオタイプ化した華僑と僑郷との関係性の図式を再考しうる端緒を開きたい。そしてこの試みは、「華僑華人」という対象の措定の仕方が孕む本質性・予定調和性への批判に対する今日的な回答にもつながろう。

日時・場所
日時 2012年12月8日 (土) 13:00~17:30
場所 東北大学文学部棟2F会議室
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/profile/about/10/about1003/index.html

趣旨説明
川口幸大(東北大学)・市川哲(立教大学)

研究発表
川口幸大(東北大学)
「僑郷と海外の関係の変化―“豊かな華僑”/“貧しい僑郷”パラダイムの転換」

稲澤努(東北大学)
「現代の僑郷における人の移動―珠江デルタ外縁の一地方都市を事例として」

長沼さやか(日本学術振興会・東京外国語大学)
「華僑のいる村、いない村―広東珠江デルタにおける村落の歴史から」

兼城糸絵(東北大学大学院博士後期課程)
「廟の活動からみる人の移動と僑郷社会―福建省福州市の事例から」

コメンテーター
瀬川昌久 (東北大学)

研究会ポスター  (pdf)

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■日本華僑華人学会2012年度年次大会 開催概要■

1. 会場

実施日:   2012年11月10日(土)・11日(日)
場所:   九州大学・西新プラザ(福岡市早良区西新2-16-23)
交通アクセスはこちら をご参照ください。
最寄駅:  地下鉄空港線「西新」駅7番出口より徒歩約10分
※大会の会場は、キャンパスとは別のサテライト施設です。お間違いのないようご注意ください。
※懇親会場は西新パレスホール(地下鉄西新駅7番出口から徒歩1分)です。
※大会についての問い合わせは、4.に記載の大会事務局のメールアドレスまでお願いいたします。

2. プログラム

  11月10日(土)
11:00-13:00 理事会
13:00- 受付開始
13: 30-16:00 分科会「中国人留学生の送出政策と修学後の進路をめぐる諸問題」
(代表者: 阿部康久,九州大学)
16:20-17:20 総会
18:00-20:00 懇親会

  11月11日(日)
<研究発表 (発表20分、質疑応答は10分)>
9:30-10:00 土屋敦子(神戸大学・大学院生)
明郷の三賢家―ホーチミン市、明郷嘉盛亭の祖先祭祀を事例に
10:00-10:30 モリ・カイネイ(立命館大学・大学院生)
華人系プロテスタント教会のネットワークの形成―宣教団体「中国信徒布道会(Chinese Christian Mission)」の事例を通して
10:40-11:10 永井智香子(長崎大学)
「新華僑二世」のアイデンティティを探る
11:10-11:40 石川朝子(大阪大学・大学院生)
グローバル化時代における日本華僑華人の教育戦略―三世以降へのインタビュー調査から
11:40-12:10 八尾祥平(早稲田大学)
1990年代における沖縄中華街構想の挫折について
<シンポジウム>
13:30-16:30 「エスニック文化の資源化と華人エスニシティ」
(代表者: 張 玉玲,山口県立大学)

3. 分科会とシンポジウムの概要

    ■分科会「中国人留学生の送出政策と修学後の進路をめぐる諸問題」
  概略: 中国では2000年の規制緩和以降、留学生の出国が急増し、2009年には20万人を突破している。留学生数自体の急増の結果、近年では修了後に、留学先国の企業等にて就職する留学生や帰国する留学生の数も急増している。このような中国人留学生の送り出し状況や修学後の就業状況について検討することで、移民研究全体に対しても示唆を与えられるような議論をしていければと考えている。
発表者: 王 雪萍(東京大学) 改革・開放後中国の国費留学生派遣政策の変容と留学生の選択―国家政府の意思と留学生の個人意思の攻防
戴 二彪
(国際東アジア研究センター)
中国の高等教育における帰国留学生の役割―「日本留学組」と「欧米留学組」の比較
阿部康久(九州大学)・
孫 艶(九州大学・修了生)
日本の地方都市における中国人元留学生の就業状況と継続意志-福岡県を事例として
コメンテーター: 奈倉京子(静岡県立大学)
司会: 徐 亜文(広島国際学院大学)

    ■シンポジウム「エスニック文化の資源化と華人エスニシティ」
概略: 華僑華人がチャイナタウンを舞台として、自らの民族文化を見直し、それを経済的・社会的利益を獲得するためのツールとして利用する、つまり文化を資源化する動きが世界各地で見受けられる。その背景には、欧米や日本などいわゆる先進国の住民が持つ中国文化への関心が高まりをみせたことで、チャイナタウンにおけるエスニック観光が推し進められるようになったことももちろんあげられるが、最も重要なのは、近年の中国の経済発展や居住国との国際関係も含めた中国の国際社会における位置づけ、及び居住国における自らの社会的地位を冷静に見てきた華人自身が、「エスニック集団」であり続けること、そして場合によっては民族性を経済的利益に転化することができると意識するようになったことではないかと考えられる。本シンポジウムで議論する文化資源の利用は、中国料理や中国の土産品だけでなく、チャイナタウンにより多くの観光客が訪れ、これらの中国文化を消費するために、中国式の建物の増築・改築や年中行事の導入、そしてチャイナタウンの歴史の発掘など、より「真正な」中国文化が新たな価値を賦与されて創出されていることに特徴付けられる。また、日本やイギリスのチャイナタウンのように、観光客が非華人の現地人、つまり異なる文化集団である「他者」であるため、観光というルートで中国文化を強調すればするほど、華人と「他者」との間の民族的「境界」が強化され、華人の民族性も強まっていくのではないかと考えられる。この仮説が成立していれば、華人による中国文化の資源化は、華人の経済的利益と彼らの民族性の維持と表裏一体の関係にあることが言え、多民族・多文化社会のひとつの在り方として提示できるのではないかと考える。
 張は文化資源利用の背景や現状を紹介した上で、日本華僑による文化の資源化の事例を報告する。王は、日本の中華街と比較しながら、ロンドンのチャイナタウンの位置づけと資源化について、陳は長崎の食文化と華僑について、池田は長崎のランタンフェスティバルについて、それぞれ華僑と行政側の視点から報告する。
発表者: 張 玉玲(山口県立大学) 趣旨説明、「『文化に生きる』―横浜中華街の新たな発展戦略について」
王維(香川大学) 「ロンドン・チャイナタウンと文化空間―日本との比較の視点から」
陳 優継(株式会社四海楼) 「ちゃんぽんと長崎華僑」
池田尚己(長崎市経済局文化観光部) 「長崎に息づく中国文化とランタンフェスティバル」
コメンテーター: 山下清海(筑波大学)
司会: 陳 来幸(兵庫県立大学)

4. 参加費

研究大会参加費 一般会員  2,000円
非 会 員   2,500円
学生会員  1,000円
懇親会費 一般会員・非会員  4,000円
学生会員  2,000円
※年次大会・懇親会の出欠は、参加申込書(word)に必要事項を記入の上、10月29日(月)までに下記大会事務局アドレスまでお送りください。
※参加費・懇親会費は当日の大会受付でお支払いください。
大会事務局アドレス: abeya[a]scs.kyushu-u.ac.jp ([a]を@に換えてください)

5. 昼食・宿泊施設
最寄り駅である西新駅周辺に飲食店が多くあります。両日の昼食はそちらでおとり下さい。11月10日の宿泊施設は、中心街である天神付近(地下鉄で10分程度)に多くのホテルがあります。


(文責: 阿部康久 大会実行委員長)

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■2012年度日本華僑華人学会第1回特別企画■
シンポジウム『アジアのディアスポラ文学―日本とマレーシアの交流文学事例から』

台湾海峡を挟むいわゆる両岸四地以外の中国語文学は非国語文学であり、また作家が居住地の国語文学に参加した場合も、多民族社会の中のディアスポラによる文学営為として重要ながら、少数の例外を除き研究途上にある。特に日本華人文学研究は国内研究者にとって喫緊の課題だが、学術研究は個別のケースを除きほとんど行われていません。本シンポジウムでは、日本の事例(日華文学)をディアスポラ文学研究としてほぼ確立したマレーシアの事例(馬華文学)と比較しつつ、さらに、視野を日華文学と同様に見落とされがちな北東アジア圏の朝鮮半島における華人文学を広げつつ、文学性そのものだけでなく、移民社会と地域社会の変容、アイデンティティの葛藤、バイリンガルと文化移動、ネィティブとディアスポラなどのテーマを2セッションに分かれて議論し、交流文学研究に資するものとしたいと考えています。(使用言語:日本語)

1.口頭発表日時・場所
日時 2012年10月27日 (土) 10:00~17:00
         (18:00〜20:00 情報交換会)
場所 立教大学 池袋キャンパス太刀川記念館三階多目的ホール

2.シンポジスト
東北大学   講師・作家   田原
国士舘大学文学部文学科   教授・作家   藤田梨那(林叢)
中文導報   副編集長・作家   張石
国立華僑大学華文学院   教授・作家   林祁
釜山大学中国研究学部   教授   金恵俊
武蔵野美術大学造形学部   教授   廖赤陽
大阪大学グローバルコラボレーションセンター   副センター長・准教授   宮原曉
神田外語大学アジア言語学科   専任講師   及川茜
立教大学観光学部交流文化学科   教授   舛谷鋭

主催: 日本華僑華人学会、立教大学観光学部交流文化学科、大阪大学グローバルコラボレーションセンター

共催: 日本マレーシア学会、多文化関係学会、立教大学アジア地域研究所、京都大学地域研究統合情報センター、地域研究コンソーシアム(JCAS)

※  本シンポジウムは、地域研究コンソーシアム(JCAS)研究交流促進プログラム「学会連携」プログラムとして実施されます。

シンポジウムのパンフレット  (pdf)

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■2012年度第1回講演会のお知らせ■

2012年5月26日に、日本華僑華人学会講演会を下記の通り開催いたします。皆様お誘い合わせのうえ、奮ってご参加下さい。

(演題) 客家土楼と華僑華人

(講師) 鄧曉華氏(厦門大学人類学部教授、国立民族学博物館外国人研究員)

(日時) 5月26日(土) 午後2時から4時まで

(場所) キャンパスプラザ京都(JR京都駅附近)6階 第2講習室
http://www.consortium.or.jp/

(講演言語)中国語、通訳有

(概要) この講演会では、元厦門大学人類博物館館長であり、福建・客家土楼のご研究で知られる鄧曉華氏(厦門大学人類学部教授、国立民族学博物館外国人研究員)をお招きし、土楼の建築構造と客家の人々のくらし、そして土楼が輩出した華僑、華人と、彼らがもたらした文化的影響についてお話しいただきます。また氏のご尽力で、土楼の世界文化遺産登録がどのように達成されたかについても伺ってみたいと思います。

(入場料など) 無料、事前登録不要

(問い合わせ先) 宮原曉(大阪大学)tiho[at]glocol.osaka-u.ac.jp ([at]を@に変えてください)

(文責: 宮原曉 企画委員長)


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■2012年度大会発表者募集のお知らせ■

日本華僑華人学会会員各位

大会実行委員長 阿部康久

「2012年度大会」における研究発表の発表者を公募することになりました。発表を希望する会員は下記の要領で電子メールにて御応募ください。ただし、応募者多数の場合には、大会実行委員会にて選考を行うこともありますので、御了承ください。なお、会場の最寄り駅である西新駅は、市中心部にも近く、博多駅や福岡空港から地下鉄で15~20分の場所にあり、大変便利です。ふるって御応募くださりますよう、お願い申し上げます。

1.口頭発表日時・場所
日時 2012年11月11日(日) 9:30~12:00(予定)
場所 九州大学西新プラザ(地下鉄西新駅より徒歩10分)

2.発表時間等
発表: 30分(質疑応答含む)
     ※ 上記は目安です。調整の可能性があります。

3.応募期限・申込先(問い合わせ先)
応募期限 2012年8月26日(日)
申込先  日本華僑華人学会 阿部康久(九州大学)
メールアドレス abeya[a]scs.kyushu-u.ac.jp ([a]を@に換えてください)
※応募された方には、折り返し確認メールをお送りいたします。
   万が一、返信がない場合は、未着の可能性がありますので、
   再度、御送付をお願い申し上げます。

4.応募に当たっては、以下の情報をお知らせください。
(1) 所属・氏名・一般会員/学生会員の別
(2) 連絡先メールアドレス
(3) タイトル(仮題も可)
(4) 概要(2,000字程度)

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■2012年度日本華僑華人学会研究奨励賞(論文部門)候補作推薦のお願い■


日本華僑華人学会は、日本における若手研究者による華僑華人研究のよりいっそうの促進を図るために、以下のように、日本華僑華人学会研究奨励賞を設けています。

1.若手の本会会員の研究成果の中から、毎年優秀な著作(単著に限る)を原則として1点選び、日本華僑華人学会研究奨励賞を授与する。

2.偶数年度は選考年度の前2年度に公刊された論文(雑誌論文、共著作の中の単著論文、刊行時に満40歳未満の会員の著作)を、奇数年度は同様に前2年度に公刊された単行本(刊行時に満45歳未満の会員の単著)を対象とする。2012年度においては、2010年度と2011年度(2010年4月1日より2012年3月31日)に公刊された論文が選考対象となる。

3.日本華僑華人学会研究奨励賞に選考された著作の著者を年次大会で表彰し、表彰状と副賞(5万円)を授与し、作品名・要旨を本会会誌及び学会ホームページに掲載する。

4.日本華僑華人学会研究奨励賞は、理事会内に設ける日本華僑華人学会研究奨励賞選考委員会が、自薦及び他薦に基づいて候補作品を選び、理事会において決定する。ただし、『華僑華人研究』に掲載された論文については、刊行時に40歳未満のものは、自動的に審査に付される。

5.一度受賞した会員は、再度同じ部門(論文で受賞した場合は論文部門、単行本で受賞した場合は単行本部門)では受賞の対象にはならない。論文で受賞した著者が単行本で、あるいは単行本で受賞した著者が論文で応募することは可とする。但し、単行本で受賞した後応募する論文が、単行本の内容の一部である場合は対象外とする。

つきましては、下記の通り、本会会員の皆様から2012 年度の研究奨励賞候補作品の推薦を受け付けます。


1.推薦対象の著作
2010年4月1日から2012年3月31日までに発行(奥付けによる)された本会会員の論文(雑誌論文、共著作の中の単著論文)とする。なお、ここで会員とは、2011年度の年会費を納入済みの会員とする。公刊時に満40歳未満の会員による著作であることが条件である。本学会以外で既に受賞した作品、あるいは現在応募中の作品であっても、応募可能。

2.推薦の方法
他薦または自薦

3.推薦に必要な提出物の内容
ア)2012年度日本華僑華人学会研究奨励賞応募申請書(word)
イ)応募著作
ウ)参考著作(あれば)

4.提出物の送付先
〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1
東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所 三尾裕子研究室気付
日本華僑華人学会研究奨励賞選考委員会
ymio[at]aa.tufs.ac.jp ([at]を@に変えてください)

応募は、電子媒体のみでも可。ただし、何らかのトラブルでメールの不着の危険性も排除できないので、郵送もされることを推奨する。メールの不着によって審査に付されないことがあっても、委員会は責任を負わない。
応募書類、応募著作や参考著作が現物あるいはハードコピーである場合には、単行本以外は5部を郵便で送付すること。単行本については、1部で構わないが、提出後、選考委員の間で、手持ちがあるかどうか確認し、持っていない委員がいる場合には、著者に連絡するので、必要部数を指定された宛先に送付されたい。電子ファイル以外に現物やハードコピーの双方がある場合には、電子メール送付時に、別途郵送物があることを明記すること。
提出物は原則として返却しない。ただし、単行本は学会が定価の8掛けで購入し、後日代金を支払う場合がある。

5.提出物の提出締切
2011年6月30日(土)消印有効

6.選考結果の通知・授賞式
選考の結果、授賞対象者に決定した者には、10月中旬頃に結果を通知する。授賞式は、11月10日開催の研究大会(九州大学)にて執り行うので、ご出席いただきたい。

2012年4月24日
   研究奨励賞選考委員会
(文責: 三尾裕子 会員)


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■2011年度第2回特別企画の報告■


日時:2012年1月28日(土)13:30-18:00
    2012年1月29日(日)9:30-12:00

場所:愛媛大学城北キャンパス愛大ミューズ3階会議室
共催:東南アジア談話会(SEAF: Southeast Asia Forum)

「東南アジアの華僑華人」
プログラム:
1日目(14日)研究会:13:30-18:00
  第一報告:
    泉川普氏(SEAF会員、広島大学大学院院生)
    「1930年代ジャワにおける華人精米業者の活動-政策・融資・ネットワーク-」
  第二報告:
    八尾祥平会員(首都大学東京大学院院生)
    「沖縄社会のみた琉球華僑と琉球華僑にとっての沖縄社会」
  第三報告:
    土屋敦子会員(神戸大学大学院院生)
    「流動する境界-ベトナム南部における明郷(ミンフン)の民族籍をめぐって」
  総合討論:問題提起(コメント)
    八尾隆生氏(SEAF会員、広島大学)、芹澤知広会員(奈良大学)、上水流久彦会員(県立広島大学)
  司  会  :菅谷成子会員(愛媛大学)

2日目(15日)エクスカーション:9:30-12:00
  湯築城跡(道後公園、国指定史跡)・湯築城資料館見学

第一報告では、「国民経済」の形成の観点から、1930年代ジャワにおける華人精米業者の活動実態の解明が目指された。世界恐慌発生以降の蘭領インドネシアでは、砂糖に代表される換金作物の輸出不振により米への栽培転換が行われ、さらに1934年以降の植民地政庁の外米輸入制限政策によりジャワ内の余剰米が蘭印各地へ移出されたが、その流通を主に担っていたのは華人精米業者であった。これらの華人の精米業者が1930年代の政庁の米穀政策、これと連動する植民地銀行の融資方針に適応すべく精米業者組合を結成し、そのネットワークを強化する過程を、米移出や銀行融資に関わる史料等の植民地行政文書の博捜により具体的に明らかにし、植民地政庁・銀行と相互依存しつつ華人が「国民経済」の形成に関わっていたことを示した。

第二報告は、「琉球華僑」が沖縄の地域社会におけるマイノリティとして、どのような位置を占めていたのかを検討することにより、「本土—沖縄」の枠組ではなく「台湾—沖縄」という斬新な枠組で沖縄社会の独自性を明らかにする貴重な試みであった。本報告では、沖縄の日本復帰後から1990年代までを対象に、密貿易・モグリ業者・担ぎ屋といったインフォーマル経済の担い手として沖縄社会のマジョリティによって認識されてきた琉球華僑について、沖縄社会がどのように認識してきたのかを論文・新聞記事・ 社史等から明らかにする一方、琉球華僑へのインタビュー等を通して彼ら自身の認識も明らかにし、両者の認識の比較から、当該期の沖縄社会の保守化や「沖縄らしさ」の陥穽を捉えるものであった。

第三報告は、ベトナム南部ホーチミン市およびビンロン市に存在する明郷グループとその構成員が、国勢調査に伴う民族籍選択においていかなるエスニック・アイデンティティを提示するのかを調査した結果に基づき、エスニック・バウンダリの流動性を描き出すことを試みるものであった。明郷は「ベトナムに移住した中国系移民の末裔、あるいはその僑生集団」と理解されているが、実際には、19世紀半ば以降支配政権の政策により常に中国系移民とベトナム人の集団のあいだでどの範疇に属するかというエスニック範疇の所属の問題があった。しかし、彼らは、支配政権による規定とは別に、社会のなかで明郷グループと他エスニック集団との関係性の中で、バウンダリを操作的に扱い利用することによって当該社会の中での集団のあり方を示してきたと指摘した。

総合討論では、三人の問題提起者から個別あるいは全体にかかってコメントがなされ、フロアを含めて活発な質疑応答がなされた。全体にかかっては「アイデンティティや自己認識を扱う場合、特に相手が語る自己認識と行動がずれることがあるが、どのように対処し調査するのか」「それぞれの時期設定が、それぞれの問題意識でどのような意味をもつのか」。

個別では、泉川報告について「1930年代以前の華人のあり方はいかなるもので米流通や銀行融資、ネットワーク形成に関わって何が変化したのか」「精米業者と生産者の関係はどうであったのか」等。八尾報告には「台湾という出自が沖縄で独自の意味を持ちうるのか」「琉球華僑が自ら沖縄社会の一員と思った背景は何で、ウチナンチュウの台湾、中国、華僑への思いはどうなのか」「東アジアの国際関係の変化、沖縄社会の空間的な配置をこの議論に加えるとどうなるか」等。土屋報告には「明郷がなぜ北に残存しないのか、明郷の存在意義・理由は何か」「ホーチミン市とビンロン市の違い」「国勢調査における民族籍の表明が当該個人のエスニック・バウンダリの問題に結びつくのか」等があった。

今回の特別企画は報告者を公募して「東南アジア談話会(SEAF)」との共催(第148回SEAF研究会)で開かれた。SEAFのご協力もえて24名(会員7名、非会員17名)の出席があった。懇親会にも12名の参加があり、翌日の湯築城跡・資料館の見学にも8名が参加して盛況のうちに終えることができました。遠路はるばる松山までご来駕いただいた皆様には改めまして感謝申し上げます。

(文責:菅谷成子会員)

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■地域研究コンソーシアムの公募情報■

本学会がメンバーとなっている地域研究コンソーシアム(JCAS)からの公募情報が下記サイトに載っております。ふるってご応募ください。

地域研究コンソーシアム賞
http://www.jcas.jp/about/awards.html

また、地域研究コンソーシアム(JCAS)では、特定課題研究として京都大学東南アジア研究所の「東南アジア研究の国際共同研究拠点」共同研究公募(タイプⅣ萌芽型の一部の審査)に関わっております。京都大学東南アジア研究所の「東南アジア研究の国際共同研究拠点」共同研究公募につきましては、以下の東南アジア研究所のweb siteをご覧下さい。

特定課題研究プログラム
http://www.cseas.kyoto-u.ac.jp/job-openings/collaborative_Research20120223_ja.html


■諸変更届について■

総務委員会では、諸変更届(word)を作成いたしました。名簿情報に変更がある場合は、これにご記入のうえ、総務委員会(jssco.soumu[a]gmail.com)にご提出ください。
 (上記メールアドレス中の[a]を@に換えてください。)


■退会届について■

総務委員会では、退会届(word)を作成いたしました。届には、氏名、所属または職業、退会希望日、退会理由、退会後連絡先(メールアドレス・ファックス番号・自宅または勤務先の住所)を記入し、総務委員会(jssco.soumu[a]gmail.com)にご提出ください。総務委員長から常務理事(事務局担当理事)と財務委員長に「退会届」の写しを送ったのち、「退会確認票」が総務委員会から「退会後連絡先」に送られますので、保存してください。なお、この確認票は未納会費が完納されないと交付されません。
 (上記メールアドレス中の[a]を@に換えてください。)




ホームページ管理者からのお願い
 
 本ホームページでは、会員の皆様に役立つさまざまな情報を掲載していきたいと考えています。
 例えば、会員の皆様が最近発表された著作や論文、自らのホームページの紹介、所属の変更、集会・エベントの開催など、さまざまな情報を管理者koho.jssco[a]gmail.comまでお知らせください。([a]を@に換えてください)